テーブルビート
分類
界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:ナデシコ目 Caryophyllales
科:アカザ科 Chenopodiaceae
属:フダンソウ属 Beta
種:テーブルビート vulgaris
学名
Beta vulgaris L.
和名
赤蕪
英名
Beetroot, table beet
テーブルビートとは、アカザ科のビート(Beta vulgaris vulgaris L.)の中でも、根を食用とするために改良された品種群を指す。英名はBeetroot、table beet、あるいは単にbeet。肥大した根がアブラナ科のカブに似ているため「赤蕪」と呼ばれることがあり、19世紀には英語で「血蕪」(blood turnip)と呼ばれたこともあるが、ビートはアカザ科なのでカブの近縁種ではない。東欧、西アジア、北アフリカ、南北アメリカなどで盛んに栽培されている。日本では、まれに缶詰加工されたのものが販売されている。また、一般の花屋などで栽培用として種子も販売されている。
目次
1 栄養
2 食用
3 薬用(民間療法)
4 色素
5 参考文献
6 関連項目
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テーブルビートの根にはビタミンCが多く含まれ、葉は鉄分が豊富である。また、葉酸、水溶性と非水溶性の食物繊維と数種の抗酸化物質を多く含む。
テーブルビートはニンジンやスイートコーンよりも糖分を多く含むため、最も甘い野菜の一つである。しかし、糖分15〜20%のテンサイに比べ、テーブルビートの糖分は10%以下である。テーブルビート特有の土臭さはゲオスミン( ⇒geosmin)という化学物質によるが、ゲオスミンの生成がテーブルビート自身によるものか土壌中の共生細菌によるものかはまだ不明である。 ⇒[1]
スライスしたテーブルビート250mlに含まれる栄養分:
熱量 31キロカロリー(130キロジュール)
炭水化物 8.5 g
食物繊維 1.5 g
葉酸 53.2 μg
リン 32 mg
カリウム 259 mg
蛋白質 1.5 g
テーブルビート
テーブルビートの根は、皮をむかずに茹でるかアルミホイルで包んでオーブンで蒸し焼きにすると美味である。少し冷ましてから指でしごくと皮は簡単にむける。火を通したテーブルビートはスライスしてバターを添えて食べたり、甘酢につけてピクルスにしたりすることが多い。生の根は皮をむいてから粗くおろし金でおろし、サラダに入れることもできる。若い葉と茎はくせがなく食べやすく、ややホウレンソウと似ている。
中欧と東欧には、テーブルビートを用いたスープが何種類かある。ウクライナ料理のボルシチには欠かせない野菜であり、本場のボルシチの鮮やかな赤紫色はテーブルビートに由来する。北米では、サラダバーにテーブルビートの酢漬けが置いてあることが多い。スペイン、トルコ、中米では、テーブルビートとジャガイモのサラダのことを「ロシア風サラダ」(スペイン語:ensalada rusa、トルコ語:rus salatas?)と呼ぶ。バルト三国や北欧には、テーブルビート、ジャガイモ、リンゴ、ニシンの酢漬けなどを合わせてサワークリームで和えたサラダがある。オーストラリアでは、しばしばテーブルビートの輪切りをハンバーガーの具にしている。
古代ローマ人は、テーブルビートを含むビートを発熱や便秘などの治療に用いた。