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盆踊りの的屋の様子
的屋(てきや)とは、祭礼(祭り)や市や縁日などが催される、境内、参道や門前町において屋台や露天で出店して食品や玩具等を売る小売商を指す。または、射幸心を伴う遊技(ゲーム)として射的やくじ引などを提供する街商(がいしょう)。または、大道芸にて客寄せをし商品を売ったり芸そのものを生業にする大道商人(だいどうしょうにん)である。
目次
1 概要
1.1 呼称
1.2 祭礼や寺社との関わり
1.3 様々な成り立ち
1.4 社会的文化的認知
2 歴史
2.1 的屋と遊女
3 分類
3.1 売り場の高さによる分類
3.2 売り物や販売方法による分類
4 商圏を背景とした組織・形態
4.1 旅回りという商圏
4.2 マーケットという新しい商圏
5 主な屋台
5.1 食品や玩具の販売
5.2 動植物の販売
5.3 遊技や籤の提供
6 的屋と指定暴力団(やくざ・極道・博徒・筋者)
7 脚注
8 関連項目
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職業神として元々は中華文明圏より伝わり、神道の神となった「神農の神」を祀り、独特の隠語を用いる者が多いため、狭い世界では神農(しんのう)とも呼ばれる。
的屋(まとや)、香具師(やし)、三寸(さんずん)とも呼ばれる。一般には馴染みが薄いと思われるが近年までは、よく使われた通り名であり、的屋(てきや)、香具師、三寸は辞書では、同じ説明がなされている場合が多い。
上記の「祭礼(祭り)や市や縁日などが催される、境内、参道や門前町」を庭場という。(以下庭場と記述)その庭場において御利益品や縁起物を売を打つ(売る)商売人である。商売人といっても、祭礼時などは町鳶、町大工などの冠婚葬祭の互助活動と同じで、いわゆる寺社普請と呼ばれる相互扶助の一環でもあり、支払われるお金も代金ではなく祝儀不祝儀であるともいえる。同時に寺社などとの取り交わしによって、縁起物を売る時は神の依り代になるともいえる。
的屋は「露天商及び行商人」の一種であり、伝統的な文化を地域と共有している存在である。しかし的屋は価格に見合った品質の商品を提供するというよりも、祭りの非日常(ハレ)を演出し、それを附加価値として商売にしている性格が強い。
的屋はいわゆる現在の路上などで行う素人や時代的背景のないパフォーマーとは異なる。路上において人間を集めるための演芸は、パフォーマー(演歌師・壮士)とは区別されるべきである。観客においても祭りというハレの場の非日常的な雰囲気を感じるか感じないかの違いがある。
日本は古来から様々な職業において「組」と言う徒弟制度や雇用関係があり、的屋も噛み砕いて表現すれば、親分乾分(親分子分・親方子方・兄弟分・兄弟弟子)の関係を基盤とする企業や互助団体、その構成する人々でもある。的屋は零細資本の小売商または彼らに雇用されているプロレタリアートの団体というイメージがあるが、これに該当しない地域密着型や個人経営や兼業の的屋も多い。地勢的・歴史的・人的・資本的要素が複雑に絡み合っていることから、単に的屋として一括りに定義することは難しいが、的屋の源流とされるもは以下の五つものに分類される。
猿楽 - 奇術・手品・曲芸・軽業・祈祷・占いなどを大道芸として行いながら、旅回りをしていた。香具師が漢方由来の薬を扱っていたように、猿楽も中華文明を起源とするものも多いが、太刀まわりや一人相撲など日本古来の芸も数多く存在する。
蓮の葉商い - 時節や年中行事に必要な縁起物である木の実や葉っぱや野菜、魚(地域によっては普段は禁じられていた獣肉など)などのいわゆる、季節物・消え物(きえもの)を市や縁日で販売していた。
郊外においては、蓮の葉商いのそのまま形で、地域に根ざした人々が、祭りなどで先祖代々に渡り、季節の縁起物を販売している。