?ティラピア
⇒ナイルティラピア
Oreochromis niloticus
分類
界:動物界 ⇒Animalia
門:脊索動物門 ⇒Chordata
亜門:脊椎動物亜門 ⇒Vertebrata
綱:硬骨魚綱 ⇒Osteichthyes
目:スズキ目 ⇒Perciformes
亜目:ベラ亜目 ⇒Labroidei
科:シクリッド科 ⇒Cichlidae
属
⇒Oreochromis
⇒Sarotherodon
⇒Tilapia
ティラピア あるいは「テラピア」(Tilapia)はスズキ目シクリッド科に属す魚の一部をいう。分類学上の集団ではない。
目次
1 概要
2 利用
2.1 日本
2.2 タイ
2.3 台湾
3 規制
4 関連項目
5 脚注
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もともとアフリカと中近東に分布したが、食用にするため世界各地の河川に導入された。雑食性で淡水、汽水の様々な環境に適応するが、冷たい水には棲まない。ティラピアという名称は、日本に導入された3種がいずれも当時Tilapia属に分類されていたことに由来するが、現在ではそのうちの2種はOreochromis属に分類が変更されている。
ティラピアの導入は、アジアから南北アメリカまで世界全域に及ぶ。ティラピアの優秀な適応力は、漁業目的では喜ばしいものだったが、在来魚を駆逐する外来生物になると各地で生態系の脅威になった。
日本に導入されたティラピアと呼称される魚はナイルティラピア(Oreochromis niloticus)、カワスズメ(モザンビークティラピア)(Oreochromis mossambicus)、ジルティラピア(Tilapia zillii )で、第二次世界大戦後の食糧危機においてタンパク源として注目された。このうち食用として普及したのはナイルティラピアで、流通名は「イズミダイ」又は「チカダイ」と呼ばれ養殖されている。鯛に味や食感が似ている、または外観がクロダイに似ている、流通名として高級感がある、などといった理由で付けられた名前で、鯛類とは全くの別種で、生息環境も異なる。近年、日本ではあまり見かけなくなったが、スーパーマーケットなどで販売していたり、また回転寿司や定食の食材として「鯛」と称して使用されていたこともあった。近似種のシクリッドは観賞用として輸入されている。
タイ王国の食糧事情を知った皇太子明仁親王(現在の天皇)は「ティラピアの養殖」を提案。タイ政府はそれを受け入れ、タイでは広くティラピアが食されている。バングラデシュでの食糧危機に際しては日本政府がティラピアの親魚を贈呈した。
1946年にカワスズメがシンガポールから導入され、導入者二人の姓を取った呉郭魚の名で養殖され、食材として重要となっている。現在は、ナイルティラピアとの交雑が進んでいる。日本やヨーロッパに輸出も行われている。
ティラピア類は琉球列島や温泉地域などで帰化・定着していることが確認されているが、このうち生態学的な問題を招く可能性があるとしてナイルティラピアとカワスズメが外来生物法により要注意外来生物に指定されている。[1][2]