界 :動物界 ⇒Animalia
門 :節足動物門 ⇒Arthropoda
亜門 :鋏角亜門 ⇒Chelicerata
綱 :クモ綱 ⇒Arachnida
目 :ダニ目 ⇒Acari
亜目
アシナガダニ亜目
トゲダニ亜目
カタダニ亜目
マダニ亜目
ケダニ亜目
ササラダニ亜目
コナダニ亜目
英名
Mite
ダニ(壁蝨、?、?)とは、節足動物門鋏角亜門クモ綱ダニ目に属する動物の総称である。世界で約2万種と言われている。比較的小型のものが多く、大きいものでも1cm程度。
非常に多様性に富み、様々な面で人間生活にも関わりがある。動物について吸血するものがイメージとして強いため、転じて人間社会の中で、他人の稼ぎを巻き上げて生活するものなどに「社会のダニ」というなどの使い方をすることがある。
目次
1 名称
2 特徴
3 様々なダニ
4 生息環境
5 人間との関わり
6 分類
7 参考文献
8 外部リンク
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ダニを意味する漢字の内、中国語ではマダニ類を?(p?)、それ以外のケダニ類、コナダニ類などを?(m?n)と区別し、総称として??と呼ぶ。
ダニを意味する日本語の方言語彙には、ごさらぎ(和歌山県)、さらげ(熊本県)、しだりめ(東京都八丈島)、たにこ(京都府)、たのほじ(島根県)、たんじろう(新潟県中魚沼郡)、だんにゃま(鹿児島県)、ふつみ(山口県)、やえ(山口県)などがある。ちなみに、愛知県知多郡では、だにがハエの幼虫を意味した。[1]
英語では大型の吸血性のダニであるマダニ類を ⇒Tick、それを含めてのダニを ⇒Miteという。日本語では「ダニ」という単語自体に一般的な不快感が強いが、牧畜の盛んな英語圏では一般的な不快感が強いのは牧場で人畜に大害を与える"Tick"であり、"Mite"にはそれほど一般の不快感は普遍的ではない。マーク・トウェインの小説、『トム・ソーヤの冒険』でも、主人公達が大型の赤い"Mite"(恐らく大型のケダニ類であろう)で学校の授業をサボって遊びに興じ、教師から叱責される様が活写されている。
クモ綱全体に共通するが、体は頭胸部と腹部に分かれ、頭胸部には4対の歩脚と1対の触肢、口部には鋏角がある。
ダニの場合、頭胸部と腹部は密着しており、腹部は体節に分かれない(フシダニ、ニキビダニは一見体節に見える二次的な環節がある)。触肢は歩脚に近い形で、鋏などにはならない。幼虫は歩脚が3対だが、脱皮成長途中で4対に増える(卵内での発生過程では4対が形成されて、その後第4脚が消失して孵化した幼虫は3対)。腹部の後ろには尾がない。呼吸器は気管を持つが、持たないものもある。
また、ダニは概して小型のものが多く、1mmを超えないものが大部分である。
ダニには実に多様な生活をする種が含まれ、 ひとくくりに説明するのは難しい。その多様性は、生活環境の範囲で言えば、ダニ目だけで昆虫綱全体に匹敵するほどである。ここでは、人間の生活とのかかわりの中でそれを見てみる。
最も広く知られているのはヒトの血液などの体液を吸う虫としての存在であろう。ヒトの体液を吸うダニには大きく分けて二つの仲間がある。一つはイエダニという和名のダニやツツガムシで、小さくて吸血時だけ人の体に来て、すぐに離れる。イエダニの場合は血管を破壊して血液を吸収することができるが、ツツガムシでは哺乳類に寄生する時期が微細な幼虫期に限られ、口器が血管に到達することはできずに組織液を中心に吸収する。もう一つはマダニの仲間で、大きいものは1cm程度になり、人の体に口器を差し込むと、そのままそこに固定され、長期にわたって血を吸い続け、体が数倍にふくらむまでになる。
直接人間に長期寄生するダニとして、他にヒゼンダニという、皮膚に穴を掘って生活するものがあり、これによる感染症を疥癬という。顔面の汗腺にはニキビダニという細長いダニが生活しているが、こちらは何の影響も与えないことが多い。
また、農業害虫としてはハダニの仲間がいる。これは植物の上で組織を破壊して栄養を吸い取って生活する。他にフシダニというウジ虫型のダニが虫こぶを作って植物に寄生する。
台所や倉庫では、コナダニの仲間が、小麦粉や砂糖などを餌にして大繁殖をすることがある。
家の中には、埃(ハウスダスト)の中に何種かのダニが生息している。それらは、埃の中の栄養分を食べているので、ふつうに生活している限り気がつかないことが多いが、時にアレルギーを引き起こす元(アレルゲン)になることがある。最近はこれを家ダニと言うことがあるので、イエダニと混同しないよう注意が必要である。
それ以外のダニは、野外で自由に生活している。