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この項目では植物としてのソバについて記述しています。加工品、食品としてのソバ(蕎麦)については蕎麦をご覧ください。
界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 ⇒Magnoliopsida
目:タデ目 ⇒Polygonales
科:タデ科 ⇒Polygonaceae
属:ソバ属 ⇒Fagopyrum
種:普通種 F. esculentum
学名
Fagopyrum esculentum
和名
ソバ、普通ソバ、甘ソバ、和ソバ
英名
buckweat, common buckwheat, sweet buckwheat
ソバ(蕎麦、学名 Fagopyrum esculentum)は、タデ科ソバ属の一年草。実の粉末(蕎麦粉)や、それを用いた麺(蕎麦)が食用にされる。
目次
1 特徴
2 語源
3 利用
4 需給動向
4.1 日本
4.1.1 作付面積
4.1.2 生産量
4.1.3 輸出
4.1.4 輸入
4.1.5 輸入に関する最近のトピック
4.2 世界
5 品種
5.1 奨励品種
5.2 在来種
5.2.1 在来種とは
5.2.2 在来種の一覧
6 ギャラリー
7 脚注
8 参考文献
9 関連項目
10 外部リンク
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草丈は60-130cmで、茎の先端に総状花序を出し、6mmほどの花を多数つける。花の色は白、淡紅、赤、茎の色は緑、淡紅、濃紅であり、果実の果皮色は黒、茶褐色、銀色である。主に実を食用にする。荒れ地でも容易に生育することから、救荒作物として5世紀頃から栽培されていた。原産地は、ド・カンドルが中国北部からシベリアという説を提出し、これが信じられてきたが、1992年に京都大学のグループが中国南部で野生祖先種 F. esculentum ssp. ancestrale を発見したことから、中国南部説が有力となっている。
日長反応の違いから、感光性が弱い夏型、強い秋型、両者の中間タイプの中間型があり、中間タイプはさらに夏型に近い中間型、秋型に近い中間型に分れる。さらに、栽培形態として、播種期の違いにより春播きの夏蕎麦と夏播きの秋蕎麦がある。しかし、主産地北海道では年一作で、夏蕎麦、秋蕎麦の区別はない。つまり、北海道のソバは夏型であるが夏蕎麦ではない。東北以南では、いわゆる夏蕎麦、秋蕎麦に別れ、地域により年に2?3回収穫できる。例えば、北海道の夏型の牡丹そばを本州で夏播きした場合には秋蕎麦である。そういう意味で、北海道の新蕎麦を「夏新」と呼ぶのは誤用であり、「夏新」は本州の夏蕎麦に限定的に用いられるべきである。また、最近、春播きソバを春蕎麦と呼ぶ事例があるが、夏蕎麦の低質のイメージを回避した呼称であり、従来通り夏蕎麦と呼ばれるべき作型である。
休耕田などを利用した栽培が増えているので、日本での生産量は増加傾向ではあるが、消費量の80%は輸入品であり、その84%の中華人民共和国、12%のアメリカ合衆国と続き、カナダからの輸入はわずか1.2%に過ぎない。日本での主要産地は北海道である。世界の主産国として中国、ロシア、ウクライナ、スロベニアが挙げられる。
食品衛生法によるアレルゲンの特定原材料5品目の一つとして表示が義務付けられている。
古代日本語ではソバのことを「そばむぎ」、「くろむぎ」と呼んだ。
「そばむぎ」は稜角(物のかど)を意味する古語「そば」と「むぎ(麦)」が複合した語で、角のある麦という意味である。後世には「そばむぎ」が略されて「ソバ」と呼ばれるようになった。ちなみに、「ブナ(?)」の古名を「そばのき」、ブナの実を「そばぐり」というのは、その実の形状が一般のドングリと異なり稜角を持っていることに由来する。
同様に英語名の「buckwheat」、ドイツ語名の「Buchweizen」もまた、ブナと似た形の実を付ける小麦のような作物という意味を含む(英名「buckwheat」=「beech(ブナ、転じて『buck』の形)」+「wheat(小麦)」)。