スラヴ語派
話される地域ヨーロッパ、旧ソ連内の中央アジア
言語系統インド・ヨーロッパ語族
?? 西スラヴ語が公用語の国
?? 東スラヴ語が公用語の国
?? 南スラヴ語が公用語の国
スラヴ語派(スラヴごは、ロシア語: Славянские языки, ポーランド語: J?zyki s?owia?skie)は、スラヴ系諸民族が話す言語の総称。インド・ヨーロッパ語族中の1語派をなす。印欧語族内ではバルト語派に最も近い。
かつてはスラヴ族にとっての単一言語である「スラヴ祖語」が存在したと想定されるが、スラヴ人の民族大移動の頃(5?6世紀)から方言的分化が進み、次第に各語群が独自の特徴を明確にし始め、12世紀には単一言語としての統一は完全に失われた。
目次
1 分類
1.1 東スラヴ語群
1.2 西スラヴ語群
1.3 南スラヴ語群
2 歴史
2.1 共通の祖語
2.2 スラヴ語派内での分化
2.3 スラヴ諸語の発展
2.4 南および西スラヴ語群の分立
2.5 他民族支配下におけるスラヴ諸語
3 特徴
4 近隣言語への影響
5 脚注
6 関連項目
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スラヴ諸語は分布地域に一致するおおよそ3つのグループに区分することができる。
西スラヴ語群
レヒト諸語
ポーランド語
ポラーブ語 (死語)
ポメラニア諸語
カシューブ語
スロヴィンツ語 (死語)
チェコ・スロヴァキア諸語
チェコ語
スロバキア語
ルテニア語 (スロヴァキアとウクライナの境界に当たる地域の方言で東スラヴ語群に入れることもある)
クナアン語 (死語)
ソルブ諸語
上ソルブ語
下ソルブ語
南スラヴ語群
東グループ
マケドニア語
ブルガリア語
西グループ
スロベニア語
セルボ・クロアチア語 (セルビア語、クロアチア語、ボスニア語)
ヨーロッパのスラヴ語分布図
スラヴ語派に属するすべての言語は、スラヴ祖語に起源を持つ。
歴史言語学上の仮説の中には、スラヴ語派はバルト語派との共通の祖先である「バルト=スラヴ祖語」から生まれた、とするものがある。この仮説によれば、紀元前3000年頃、バルト=スラヴ祖語の「出身地」( ⇒Urheimat)は現在のリトアニアのあたりに位置していた。スラヴ諸語とバルト諸語は、この仮説上の言語から受け継いだ少なくとも289個の単語を共有している。スラヴ語派がバルト語派から分かれたのは紀元前1000年あたりであるとする研究者もいる。
一方で、スラヴ諸語は近接するバルト諸語(リトアニア語、ラトビア語、古プロイセン語)とは根本的に異なり、アルバニア語から派生したとする説もある。これは、バルト諸語からの強い影響は認めつつも、単に影響を受けただけにとどまり直接の祖先はアルバニア語であるとするものである[1]。