スピン_(フィギュアスケート)
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ボロソジャル&モロゾフ

スピン(Spin)は、フィギュアスケートにおける要素のひとつ。
目次

1 概要

2 スピンの種類

2.1 スピンの基本姿勢

2.2 スピンの技術

2.3 アップライトスピン

2.4 キャメルスピン

2.5 シットスピン


3 外部リンク

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概要

フィギュアスケートにおけるスピンは、一定の場所で回転することを言う。両足を着氷しながら素早く回るクロスフットスピンを除き、全てのスピンは片足だけで回転しなければならない。また、異なる種類のスピンを2回以上続けて行うことをコンビネーションスピンと呼ぶ。

国際スケート連盟のルールでは、スピンは男子シングル女子シングルペアおよびアイスダンスの必須要素となっている。ペアには、男女が組んで行うペアスピンと男女が一定の距離を置き並んで行うソロスピンがあり、アイスダンスでは男女が組んで行うダンススピンがある。

スピンは軸がぶれず、難しいポジションであればあるほど評価も高くなるが、1つのポジションで3回転以上回らなければ要素とは認められない。

ISUジャッジングシステムでは、スピンは1から4のレベルという概念が取り入れられており、レベルの数値が大きいほどが高い基礎点が与えられる。この判定は技術審判によって行われ、レベルアップは、ガイドラインに沿うレベルアップの要件を満たすか、それと同等といえる工夫が見られた場合に認められる。要素の出来栄えよってGOEで加点・減点の評価を受ける。


スピンの種類

スピンの種類はスピンへの入り方やエッジの使い方、回転中のポジションにより細かく分けられるが、基本姿勢はアップライトスピン、キャメルスピン、シットスピンの3種類に大別される。


スピンの基本姿勢
キャメルスピン (略記CSp)
上半身を水平にするとともに片足を後方に伸ばし、「T」の字に似た形で行うスピン。フリーレッグの膝が臀部より低い位置にあってはならない。
シットスピン (略記:SSp)
腰を落とし、座ったような姿勢で行うスピン。スケーティングレッグの膝が臀部より低い位置にあってはならない。
アップライトスピン (略記:USp)
キャメルスピン以外の膝の伸びた全てのスピン。完全に膝の曲がっているものは認められない。
コンビネーションスピン (略記:CoSp)
3つの基本姿勢のうち少なくとも2つを含むスピン。
中間姿勢
基本姿勢のどの定義も満たさない姿勢でのスピン。コンビネーションスピンの体勢としては認められるが、単独では採点対象にならない。


スピンの技術

以下の動作を行うとスピンの種類自体が上述のスピン以外のものとして処理される。
レイバック
アップライトスピンの特殊な姿勢。上半身を後ろに大きくそらしたもの。この動作を行うとスピンそのものがレイバックスピン (略記:LSp)として採点され、基礎点も通常のアップライトスピンよりも高い。しかしながら、ISUではスピンの基本姿勢ではないと定義されている。
足替え
回転している途中に軸足を変える。この動作を行うとスピンは足替えスピンとみなされる。略記では各スピンの略記の直前にCの文字が付加される。
フライング
スピンに入る時、飛び上がるもの。この動作を行うとスピンはフライングスピンとみなされる。略記では各スピンの略記の先頭にFの文字が付加される。


アップライトスピン
アップライトスピン 
全てのスピンの基本となるスピンで、上体と軸足が真っすぐ直立した姿勢のまま行うスピン。スタンドスピンとも呼ばれる。
スクラッチスピン 
アップライトスピンの姿勢で回転軸となる足にフリーレッグを交差させ高速回転を行うスピン。反時計回りでスクラッチスピンを行う場合、左足を軸足とするが(時計回りは右足)、右足を軸足とする場合はバックスクラッチスピンと呼ぶ。
クロスフットスピン 
アップライトスピンの姿勢で軸足にフリーレッグを交差させ、両足を着氷しながら素早く回るスピン。
ビールマンスピン 
アップライトスピンの姿勢からフリーレッグを背中から頭上に伸ばし、手で伸ばしたフリーレッグを掴んだ姿勢で行うスピン。
レイバックスピン 
アップライトスピンの姿勢で上体を後ろに反らしたまま行うスピン。フリーレッグを手で掴んだ場合は、キャッチフットレイバックスピンと呼ぶ。
サイドウェイズリーニングスピン 
レイバックスピンの要領で、上体を横に反らし、フリーレッグを真横に上げた体勢で行うスピン。
ショットガンスピン 
アップライトスピンの姿勢でフリーレッグを前方に水平以上にあげた状態で行うスピン。「ト」の字を逆さまにしたようなポジションで一時期男子選手の間で流行っていた。
I字スピン 
アップライトスピンの姿勢でフリーレッグを高く持ち上げ、体がアルファベットの「I」の字に見える状態で行うスピン。
Y字スピン 
アップライトスピンの姿勢でフリーレッグを高く持ち上げ、体がアルファベットの「Y」の字に見える状態で行うスピン。
A字スピン 
アップライトスピンの姿勢で両膝を伸ばして前屈し、両手で両足首を掴み「A」の字に見える状態で行うスピン。


キャメルスピン
キャメルスピン 
上体とフリーレッグが水平一直線の姿勢のまま行うスピン。跳び上がってからキャメルスピンを行った場合はフライングキャメルスピンと呼び、跳びあがった際に空中で水平姿勢になってからキャメルスピンを行った場合はバタフライキャメルスピンと呼ぶ。
ドーナッツスピン 
キャメルスピンの姿勢から体を反らし、手で伸ばしたフリーレッグを掴んだ姿勢で行うスピン。上空から見た際にはドーナッツ状になる。
ウィンドミルスピン 
キャメルスピンの姿勢からフリーレッグと上体を斜めに傾けた風車のような姿勢で行うスピン。イリュージョンスピンとも呼ばれる。



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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen