スタンレー・カップ
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Hockey Hall of Fameに展示されるスタンレー・カップトロフィー(2005年11月19日撮影)Stanley Cup

スタンレー・カップ(Stanley Cup、 旧名Dominion Hockey Challenge Cup)は、NHL(北米プロアイスホッケーリーグ)において、プレーオフトーナメントの優勝チームに与えられる賞(トロフィー、カップ、杯)のことである。

トロフィーの構造は、最上部にカップ(杯)があり、そのカップを何層かの金属製のリング(又はバンド)が支えている(金属製のバンドの層の数は時代によって変遷する。)。トロフィー全体の高さは、880 mm (35 1/4 インチ)、重さは 14.6 kg (32 lb) である(2005年現在の数値)。

トロフィーの上部についた杯は、実は2つ存在する。1つは、長年の風雪で老朽化した実物で、1970年からオンタリオ州トロントホッケーの殿堂に展示されている。もう一つは、1960年代中盤にモントリオールの鍛冶屋カール・ピーターセンが製作した複製品で、プレイオフ優勝チームに授与されたり、広告宣伝活動に用いられたりするものである。また、下部のバンドも古いものは順次取り替えられて、ホッケーの殿堂に保管されている。

もっとも「スタンレー・カップ」との言葉を慣用的に用いる場合には、

前述のとおり物としてのトロフィー又はカップ(杯)そのものを指すときのほかに、

NHL(及びNHL発足以前のアイスホッケー界)における優勝(ないしは優勝チーム決定までの道程)を象徴的に表すとき、

があり、以下では、特に混同の恐れがない限り両者を区分していないので、文脈により判断されたい。
目次

1 歴史

1.1 チャレンジカップの時代

1.2 新たなチャレンジマッチとNHLの統一まで

1.3 スタンレー・カップに参加したリーグのまとめ

1.4 今日・将来のカップ戦

1.5 カップ最多獲得チーム・選手


2 カップへの刻印

3 カップの形状変更

4 刻印ミス

5 カップにまつわる伝統と逸話

6 旅するカップ

7 奇禍のエピソード

8 プレイオフあれこれ

8.1 1919年の流感 - カップ受賞者なし

8.2 1927年スタンレー・カップにおける喧嘩

8.3 2004-05シーズンのロックアウト


9 脚注

10 参考文献

11 関連項目

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歴史スタンレー卿

スタンレー・カップは、もともとはロンドンの鍛冶屋から10ギニー(当時の貨幣価値で、50ドルと等価)で購入された装飾用の椀であり、1892年に、アイスホッケーに魅了された時のカナダ総督、スタンレー卿 (Frederick Arthur Stanley, 16th Earl of Derby) によって寄贈されたものである(もっとも、アイスホッケーにより熱心だったのは、スタンレー卿の妻レディ・スタンレイとその息子達だったとする説も存在する。)[1]


チャレンジカップの時代

元来このカップはカナダにおけるアマチュアのトップチームに授与された賞であり、その受賞チームは、カップを保持するチーム及びカップ管理者 (trustee) が他チームからの挑戦 (試合の申し込み) を承諾し対戦することによって決定された。

スタンレー卿は、このカップに関して、次のようないくつかの仮規則を定めた。

カップは、チャンピオンが所属するリーグの選手権をも顕すものとしての機能も果すこと。

カップは、授与されたチームの財産とはならないこと。

カップ管理者は、どのチームがカップ保持者となるかについて争いがある場合には、その最終決定権限をもつこと。

カップに対する挑戦チームは、その所属するリーグの優勝者でなければならないこと。

カップ挑戦試合(リーグが異なる場合)の勝利は、関係する両チームの都合にあわせて、1試合で決するか、2試合の合計ゴール数で決するか、または、3試合で勝ち星の多いチームで決するかとすること。挑戦試合は、開催日時についてはカップ管理者の承諾を得なければならないが、試合のすべてはチャンピオンチームのホームにて行うものとすること。

試合のチケット収益は、両チームで等しく分配すること。

各リーグは1シーズンにつき、1度しかカップに挑戦することはできないこと。

カップ優勝チームは、カップ管理者からの求めに応じて、カップを良好な状態で返還する義務を負うこと。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen