スケアクロウ
『バットマン ビギンズ』における衣装(手前)
出版の情報
出版者DCコミックス
初登場“World's Finest Comics“ #3 (1941年)
クリエイターボブ・ケイン
ビル・フィンガー
作中の情報
本名ジョナサン・クレーン博士
所属チーム
インジャスティス・リーグ
インジャスティス・ギャング
シークレット・ソサエティ・オブ・スーパーヴィランズ
シネストロ・コァ
リージョン・オブ・ドゥーム
著名な別名
Professor Rance(ランス教授)[1]
Scarebeast(恐怖の怪物)[2]
Ichabod Crane(イカボット・クレーン)
Master of Fear(恐怖の支配者)
Professor of Fright(恐怖の教授)
Schrocken(シュレッケン)
能力天才レベルの知性
才能ある心理学者[3]、生化学者
熟練した心理戦、恐怖による心の操作
被害者に恐怖の幻覚を体験させるガスを利用
自身の毒素に対する免疫
熟練した鎌や銃器の扱い
スケアクロウ(Scarecrow)、ジョナサン・クレーン(Jonathan Crane)は、DCコミックスの出版するアメリカンコミック『バットマン』に登場する架空のスーパーヴィラン。ボブ・ケインとビル・フィンガーによって創造され、“World's Finest Comics“ #3 (1941年)に初登場した。スケアクロウはバットマンの最も永続的な敵の一つである。 ボブ・ケインとビル・フィンガーによって創造され、“World's Finest Comics“ #3 (1941年)に初登場した。ジョナサン・クレーン博士は心理学、精神医学の教授であり、様々な薬物、毒素を利用して恐怖症を発症させる。名前はスリーピー・ホロウのイカボット・クレーンから取られた。 “World's Finest Comics“ #3 (1941年)に初登場してから忘れられたキャラクターだったが[4]、ガードナー・フォックスとシェルドン・モードッフによって描かれた“Batman“ #189(1967年2月)に再登場して以降、主要なバットマンのヴィランになる[5]。 “DC animated universe”ではヘンリー・ポリック2世とジェフリー・コムズ、“Batman: Arkham“シリーズではダイノー・アンドレード、GOTHAM/ゴッサムではチャーリー・ターハン、クリストファー・ノーランのダークナイト・トリロジーではキリアン・マーフィーが演じた。 IGNの“Top 100 Comic Book Villains of All Time”(コミックブックのヴィラントップ100)では、スケアクロウは58位にランクインした[6]。 ケインとフィンガーは“World's Finest Comics“ #3 (1941年)のためにスケアクロウを導入した。“Batman“ #189 (1967年)以降、このキャラクターは定期的に登場するバットマンのヴィランになる。 1986年のマルチ・タイトル・イベント“Infinite Earths“でリブートされ、“Batman Annual“ #19、“Batman/Scarecrow: Year One”でキャラクターのオリジンストーリーは拡大された。この物語ではクレーンはコウモリに恐怖を抱いており、それに取り付かれている事が明らかにされた。クレーンは幼児期と青春期を通していじめられていた。18歳の頃、いじめっ子のボー・グリッグスに恥をかかされ、チアリーダーのシェリー・スクエアに拒絶された後、クレーンは案山子の衣装を着て学校の駐車場で銃を振り回してプロムに復讐する。そして、グリッグスとスクエアを自動車事故にあわせた(グリッグスは半身不随になり、スクエアは死亡した)。 恐怖に対する強迫観念からクレーンは精神科医になり、アーカム・アサイラムで患者に恐怖を引き起こす実験を行った。クレーンはゴッサム大学の心理学の教授であり、恐怖症の研究を専門としていた。彼は誤って生徒を負傷させ、仕事を失う。彼は解雇を担当する教授を復讐のために殺害して犯罪者になる[7] 。また、クレーン自身も幼少期に父親から虐待も同然の人体実験を受けており、それが原因でクレーンは恐怖に怯える気弱な少年時代を過ごす羽目になり、後のスケアクロウとしての活動の起因になったと言える。 また、鳥恐怖症でもあるのだが、唯一カラスだけは恐怖の対象になっていないらしく、「ナイトメア」と名付けたカラスを飼っている。 ジェフ・ローブとティム・セールの物語ではスケアクロウはより狂った犯罪者として描かれている。マザー・グースの童謡を歌う習慣があり、10代の頃に自身を育てた狂信的な祖母を母の日に絞め殺した。
概要
歴史