スイレン属
分類
界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:スイレン目 Nymphaeales
科:スイレン科 Nymphaeaceae
属:スイレン属 Nymphaea
スイレンやや上方から撮影した花
スイレン属(−ぞく、英:water lily、学名:Nymphaea)は、スイレン科の属の一つで、水生多年草の総称。単にスイレン(睡蓮)ということが多い。
水位が安定している池などに生息し、地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべる。 葉は円形から広楕円形で円の中心付近に葉柄が着き、その部分に深い切れ込みが入る。葉の表面に強い撥水性はない。多くの植物では気孔は葉の裏側にあるが、スイレンでは葉の表側に分布する。根茎から直接伸びる花柄の先端に直径5-10cmほどの花をつける。
目次
1 熱帯産と温帯産
2 人間とのかかわり
2.1 観賞用として
2.2 スイレンをモチーフにした作品
3 温帯産
3.1 温帯産園芸種
3.2 ヒツジグサ
4 熱帯産
4.1 タイ・ニムファ
4.2 タイガーロータス
4.3 セイロン・ヌパール
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産地で大まかに分けると、熱帯産と温帯産に分けられる。園芸ルートで一般的な物は温帯産、アクアリウムルートで一般的なものは熱帯産である。
温帯産は水面のすぐ上に花を付けるが、熱帯産は水面から高く突き出た茎の先端に花をつけるので、区別は容易である。また、熱帯産には夜や早朝にしか花を咲かせない種もある。
温帯産種と熱帯産種には塊根にも大きな違いがある。熱帯産の塊根は、下にあるタイガーロータス塊根部の写真のように、丸みを帯びた『球根型』をしたものが多いが、対して、温帯産はワサビの根のような細長い塊根を持つものが多い。
多数の園芸品種がある。日本には1種が自生し、和名はヒツジグサ(未草)。各地の池に生育し、白い花を午後、未の刻ごろに咲かせる事からその名が付いたと言われる。
熱帯スイレンと呼ばれるものは、原産地はエジプトとされ、熱帯から亜熱帯にかけて約40種が分布し、交配によって多数の園芸種が存在する。
よく似たハス(蓮:以前はスイレン科とされた)と混同されるが、現在は別のハス科とされ、全く系統が異なることが明らかになってきた。 ハスは水面から高く花柄が伸び、葉に撥水性がある。またハスの根はいわゆるレンコン(蓮根)である。
日本において、一般的なスイレンは、いくつかの野生種を交配、品種改良し、作出された園芸種である。花の色、葉の色、模様、様々な姿の品種が存在する。
日本に自生する野生種。ニムファの仲間では日本で唯一のものである。白く小さな花を咲かせる。
葉が真紅に染まる東南アジア原産のスイレン。一般的にはアクアリウムで水中葉を観賞するが、戸外で保温が可能なら、花を楽しむことが可能である。
タイガーロータスタイガーロータス
水中葉の水槽中での様子タイガーロータス
水から上げて根を撮影したもの
西アフリカ熱帯域原産のスイレン。一般的にはアクアリウムで水中葉を観賞する。葉のカラーバリエーションは、暗めのワインレッドをした『レッド』と、緑に茶色の斑が入った『グリーン』がある。
インド、ラオス原産。ヌパールと呼ばれるが、スイレンの仲間である。葉は、黄緑色のグリーンと、濃い赤のレッドがある。ウィキメディア・コモンズには、 ⇒スイレン属 に関連するマルチメディアがあります。