スイッチバック( ⇒switchback)とは、
鉄道において、急勾配を登るためなどの目的で設けられる施設。自動車道路でも設けられる場合がある。
スキー、スノーボードのアルペン競技において、旗門を通過できなかった選手がコースを逆行して再度旗門を通過しようとする行為。
本項では1.について述べる。箱根登山鉄道大平台駅(画面上)、上大平台信号場(下)のスイッチバックの航空写真。国土交通省 ⇒国土画像情報(カラー空中写真)を元に作成。大畑駅付近のスイッチバックとループの航空写真。画面左から上ってきてトンネルを抜け、画面右の大畑駅に入る。左右にスイッチバックして、ループにはいり、画面下に抜ける。国土交通省 ⇒国土画像情報(カラー空中写真)を元に作成。北宇智駅のスイッチバック部
目次
1 概要
2 スイッチバックという言葉
3 長所・短所
4 スイッチバック停車場
5 日本のスイッチバック停車場
5.1 類型1
5.2 類型2
5.3 類型3
5.4 類型4
5.5 類型5
5.6 単なる列車の方向転換が行われている駅
6 かつてスイッチバックが存在した停車場
6.1 類型1
6.2 類型3
6.3 類型4
6.4 類型5
7 スイッチバック回数
8 加速線
8.1 概要
8.2 加速線のあった駅・信号場
9 自動車でのスイッチバック
10 その他
11 脚注
12 関連項目
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スイッチバック(switchback)とは、険しい斜面を登坂・降坂するために、ある方向から概ね反対方向へと鋭角的に曲折する道路または鉄道軌道を指す。トンネルや切り通しの設置が難しい地形において丘陵を登坂する方法のひとつとして、短区間において進行方向を反転させるものである。道路におけるswitchbackはヘアピンカーブ(つづら折れ)とも呼ばれる。
鉄道では広義には、ある列車が始発から終着までの間にある駅や信号場において、さらに先へと進むために列車の進行方向を変えて運転すること、またそのための施設を指す。狭義には以下の分類の1、2、3のみをさす。
設備としてのスイッチバックを設置形態別に分類すると次の通りである。
勾配を緩和するために、本線上で列車の進行方向を逆転させるもの 停車場に停車せずに通過することはできない
勾配途中に停車場を設置するために、本線から平坦な場所へ線路を分岐させた結果、列車の進行方向の逆転が発生するもののうち、停車場に停車せずに通過することができないもの
勾配途中に停車場を設置するために、本線から平坦な場所へ線路を分岐させた結果、列車の進行方向の逆転が発生するもののうち、停車場に停車せずに通過することができるもの
勾配または他の理由で、停車場の線路・ホームの有効長を長くするために作られるもの
勾配とは関係なく鉄道敷設の経緯などによって作られるもの
当初は、勾配を克服する事を目的とする1、2および3の類型のみを指し、勾配を伴わない5は含まれていなかった。
3.の類型については、登坂力の小さい機関車牽引列車を勾配中に停車させる事を避けるために設けられるものであるが、車両性能の向上によって存在意義が薄れており、運転取扱いの合理化のため廃止される傾向にある。
スイッチバックの語源は、 ⇒zig zagや ⇒hairpinn turnあるいはhairpin bendの意味で米国で用いられているswitchback(米製英語)である。イギリス英語でのswitchbackは、一般的に「波状軌道」つまり上下(縦方向)にうねった道の意味で用いられ、概ね ⇒roller coasterを指す。いずれの場合も、switchbackを行為の表現で用いる場合は「(縦方向・横方向に係わらず)ジグザグに進む動作」と解される。