ノーベル賞受賞者
受賞年: 1967年
受賞部門: ノーベル化学賞
受賞理由: 短時間エネルギーパルスによる高速化学反応の研究
ジョージ・ポーター卿(George Porter、Baron Porter of Luddenham、1920年12月6日-2002年8月31日)はイギリスの化学者。1967年にノーベル化学賞を受賞。
目次
1 生涯
2 業績
3 出典
4 外部リンク
//
ヨークシャー・ステインフォース生まれ。リーズ大学で化学の学士資格を得、第二次世界大戦中はイギリス海軍予備隊に所属した。その後、ケンブリッジ大学でロナルド・ノーリッシュの元で研究を開始。これが後にノーベル賞受賞に繋がる業績となった。
1960年には王立協会のフェローとなり、1971年には ⇒Davy Medalを贈られた。1967年に マンフレート・アイゲン、ロナルド・ノーリッシュと共にノーベル化学賞を授与された。イギリス王室は1972年彼に騎士の称号を与え、以後彼は「ポーター卿」と尊称されることになった。王立協会からは1978年にランフォード・メダルを贈られ、1985年から1990年にかけて彼は会長職に就任し、退任じに一代貴族に選ばれ、ケント州の地名から「Baron Porter of Luddenham」を襲名した。さらに1992年にはコプリ・メダルが授与された。
またポーター卿は、公衆の科学理解 ⇒(public understanding of science)を啓蒙・普及させる活動にも大きく貢献した。1985年に英国科学発展協会 ⇒( British Association)会長に就任し、またCommittee on the Public Understanding of Science (COPUS)の委員長職も兼任した。講演も積極的こなし、1978年オックスフォード大学ロマンネス・レクチャーの「Science and the human purpose」、1988年BBC放送リチャード・ディンブルビー・レクチャーの「Knowledge itself is power」、1989年日本で行われた「21世紀の君たちへ‐ノーベル賞受賞者日本フォーラム‐」講演、1990年から1993年にかけてグレシャム・カレッジでの天文学に関する講演などがある。
1984年から1995年にかけてポーター卿はレスター大学の学長を務めた。同大学は彼に敬意を表し、化学棟の名を「ジョージ・ポーター・ビル」と名づけた。
彼自身の研究は、活性で短寿命の分子種がラジカルであることを証明する情報をも含んでいた、「光反応解析」技術の開発がある。後に彼の研究は、植物の光合成における光化学反応の詳細を調査する技術として活用された。これは特に水素をエネルギーとして用いる研究分野で大いに利用され、ポーター卿自身も強く推奨した。
出典
⇒Profile ? Royal Institution of Great Britain
⇒The Lord Porter of Luddenham (pdfファイル) ? Biographical memoirs, Proceedings of the American Philosophical Society, vol. 149, no. 1, March 2005
⇒The Life and Scientific Legacy of George Porter, World Scientific Publishing, 2006年
外部リンク
⇒ジョージ・ポーター 化学でのノーベル賞
⇒His obituary notice in The Telegraph, 2 September 2002
⇒Biographical Database of the British Chemical Community, 1880-1970
表・話・編・歴 ノーベル化学賞受賞者
エドウィン・マクミラン / グレン・シーボーグ (1951) - アーチャー・マーティン / リチャード・シング (1952) - ヘルマン・シュタウディンガー (1953) - ライナス・ポーリング (1954) - ヴィンセント・デュ・ヴィニョー (1955) - シリル・ヒンシュルウッド / ニコライ・セミョーノフ (1956) - アレクサンダー・トッド (1957) - フレデリック・サンガー (1958) - ヤロスラフ・ヘイロフスキー (1959) - ウィラード・リビー (1960) - メルヴィン・カルヴィン (1961) - マックス・ペルーツ / ジョン・ケンドリュー (1962) - カール・ツィーグラー / ジュリオ・ナッタ (1963) - ドロシー・ホジキン (1964) - ロバート・バーンズ・ウッドワード (1965) - ロバート・マリケン (1966) - マンフレート・アイゲン / ロナルド・ノーリッシュ / ジョージ・ポーター (1967) - ラルス・オンサーガー (1968) - デレック・バートン / オッド・ハッセル (1969) - ルイ・ルロワール (1970) - ゲルハルト・ヘルツベルク (1971) - クリスチャン・アンフィンセン / スタンフォード・ムーア / ウィリアム・スタイン (1972) - エルンスト・フィッシャー / ジェフリー・ウィルキンソン (1973) - ポール・フローリー (1974) - ジョン・コーンフォース / ウラジミール・プレローグ (1975)