ジュネーヴ議定書(Geneva Protocol)は、1925年にジュネーヴで作成され、1928年に発効した、戦争における毒ガスや生物兵器などの使用禁止を定めた国際条約である。正式名称は、「窒息性ガス、毒性ガスまたはこれらに類するガスおよび細菌学的手段の戦争における使用の禁止に関する議定書」(Protocol for the Prohibition of the Use in War of Asphyxiating, Poisonous or other Gases, and of Bacteriological Methods of Warfare)。
第一次世界大戦においてドイツ軍により初めて毒ガス兵器が使用されたことを受け、1919年のヴェルサイユ条約では、ドイツの毒ガスの保有禁止が盛り込まれた。ジュネーブ議定書は、この制限を国際的なものとし、毒ガスの使用禁止を定めたものである。フランスにより提唱され、ポーランドによって生物兵器を対象に加えることが提案された。
ただし、この議定書において制限されたのは使用のみで、開発、生産、保有が制限されない点で化学兵器・生物兵器の包括的禁止の観点からは不充分なものであった。これらの点を含めた化学兵器の包括的な制限は、1993年に作成された化学兵器禁止条約を待たなければならなかった。
日本は、第二次世界大戦前にはこの条約を締結しておらず、1970年に至って初めてこの条約を批准している。 カテゴリ: 軍縮条約 | 化学兵器 | 化学物質関連法 | ジュネーヴ
更新日時:2008年8月18日(月)10:27
取得日時:2008/09/07 07:02