ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett、1933年11月3日 - 1995年9月12日) は、シャーロックホームズの演技で有名なイギリスの俳優。本名ピーター・ジェレミー・ウィリアム・ハギンズ(Peter Jeremy William Huggins)。
パブリック・スクールの名門イートン校出身だが、在学中はディスレクシアのために苦労したという。
⇒Central School of Speech and Dramaで訓練を受け、1954年にマンチェスターで初舞台を踏む。ナショナル・シアター・カンパニーに参加したこともあり、舞台出演が多い。舞台でジョン・H・ワトスンを演じたこともある(シャーロック・ホームズ役はチャールトン・ヘストン1980年度)。
1958年に女優のアン・マッシーと結婚したが1962年に離婚。息子のデイヴィッド・ハギンズはイラストレーター兼小説家となった。
1969年の映画『女王陛下の007』でジェームズ・ボンド役の候補であったが、結局ジョージ・レーゼンビーが役を獲得した。また『007 死ぬのは奴らだ』のためのオーディションも受けたが、ボンド役を得ることはなかった。
1976年にはアメリカ人のプロデューサー、ジョアン・ウィルソンと再婚。1985年にウィルソンが癌で亡くなり、その後再婚することはなかった。
ジェレミー・ブレットは1960年代から多くのテレビに出演した。その中には1966年の『三銃士』や、ローレンス・オリヴィエがシャイロックを演じた1973年の『ヴェニスの商人』などがある。
また、1964年には『マイ・フェア・レディ』に出演。『マイ・フェア・レディ』では、オードリー・ヘップバーン演じる主人公に思いを寄せる若い貴族フレディを演じた。ちなみに、ブレット演じるフレディがイライザの住む家を見上げるシーンで、有名なナンバー「君住む街角」(On the Street Where You Live) が歌われる。
1984年より放映されたグラナダテレビ版(日本ではNHKで放映)のシャーロック・ホームズシリーズでの名演がつとに有名である。原作からイメージされるホームズの風貌や仕草や性格を完璧に体現し、これ以上のはまり役はいないと評判になった。ブレットのホームズは史上最高であると高く評価されており、伝説のホームズ俳優であるウィリアム・ジレットや、英国のホームズファン協会の公認する唯一の俳優といわれたピーター・カッシング、数多くの映画でホームズを演じたベイジル・ラスボーンをも凌ぐとされる。
ホームズは痩せているはずだが、シリーズ後半より心臓の薬のために体重が増えてきてしまい、彼はそのことを大変気にしていたという。結局、ホームズの全エピソードを完成することなく1995年に心臓発作で死去。
主な出演作品
戦争と平和 War and Peace (1956)
マイ・フェア・レディ My Fair Lady (1964)
マクベス Macbeth (1981)
侵入者2 Mad Dog And Englishmen Shameless (1994)
モル・フランダース Moll Flanders (1996)
More Loverly Than Ever:「マイ・フェア・レディ」のメイキング番組。ホストとして出演。DVD「マイ・フェア・レディ スペシャル・エディション」に収録されている。NHKで放送されたこともあった。
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更新日時:2008年8月22日(金)00:44
取得日時:2008/08/31 20:17