シーベルト
記号Sv
系国際単位系(組立単位)
量線量当量
定義1Gyに放射線荷重係数を乗じた量
表・話・編・歴
シーベルト(Sievert)は、生体への被曝の大きさの単位。記号はSv。SI単位系である。
呼称は、放射線防護の研究で功績のあったロルフ・マキシミリアン・シーベルトにちなむ。
目次
1 シーベルトとグレイ
1.1 国際放射線防護委員会の勧告による放射線荷重係数
2 放射線防護とシーベルト
3 関連項目
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物質が放射線に照射された時、物質の吸収線量を示す単位がグレイ (記号Gy。定義J/kg) である。ただし、生体(人体)が放射線を受けた場合の影響は、受けた放射線の種類(アルファ線、ガンマ線など)により異なるため、吸収線量値(単位、グレイ)に放射線の種類ごとに定められた放射線荷重係数を乗じて線量当量(シーベルト)を算出する。
Sv=放射線荷重係数×Gy
放射線荷重係数WRは、放射線種によって値が異なり、X線・ガンマ線・ベータ線ではWR=1、陽子線ではWR=5、アルファ線ではWR=20、中性子線ではエネルギーによりWR=5?20の値をとる。
なお、SI単位系に切り替わる以前はレム (rem)が使われていた。1 Sv = 100 rem, 1rem = 10 mSvで換算できる。
種類荷重係数
X線、ガンマ線などの光子1
ベータ線、ミューオンなどの電子1
中性子10KeV以下5
中性子10?100KeV10
中性子100?2000KeV20
中性子2000?20000KeV10
中性子20000KeV以上5
反跳陽子以外の陽子でエネルギーが20000KeV以上の物5
アルファ線20
核分裂片20
重原子核20
人体が放射線にさらされる事を被曝(ひばく)といい、人体は年間およそ2.4ミリシーベルト(世界平均)の自然放射線に常にさらされている。ごく微量の放射線では人体に影響を与えることはないが、大量の放射線は人体に有害である。特に、放射性物質を扱う環境にある人は、自分がどの程度の放射線を受けたのかを、常に厳密に管理しなくてはならない。その際に用いられる尺度の一つがシーベルトである。放射線を短期間に全身被曝した場合の致死線量は、5%致死線量が2シーベルト、50%致死線量 (LD50) が4シーベルト、100%致死線量が7シーベルトと言われている。200ミリシーベルト以下の急性被曝では、臨床的症状は認められていない。
関連項目
放射線
放射能
被曝
カテゴリ: 放射能の単位 | SI組立単位
更新日時:2008年8月10日(日)03:42
取得日時:2008/09/03 06:39