シャーロック・ホームズの冒険_(テレビドラマ)
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シャーロック・ホームズの冒険は、英国グラナダTV製作のテレビドラマである。何度も実写化されてきたシャーロック・ホームズシリーズの中でも、主演のジェレミー・ブレットの名演、緻密な時代考証、原作の雰囲気に忠実であることなどから、高い評価と知名度を得た一作である。日本ではNHKにおいて日本語版が製作され1985 - 1995年に初回放映、その後何度も再放送がなされた。
目次

1 作品の特徴

2 主要登場人物

3 サブタイトル一覧

4 外部リンク

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作品の特徴

原作に忠実であることを意識して作られており、物語の背景となる19世紀ヴィクトリア朝の、古き良き高雅なロンドンを再現。その時代考証は一見の価値がある。また鹿撃帽にインバネスコートといった名探偵お馴染みの姿は原作発表当時のイラストレーターだったシドニー・パジェットの創作であることから本作ではほぼ姿を見せない等、徹底している。

特筆すべきは相棒にしてホームズの伝記作家でもあるワトスン医師の描かれ方である。ホームズを引き立てるため、どちらかと言えば騒がしく愚鈍な人物として描かれてきた彼を、信頼できる真の英国紳士として復活させた功績は大きい。ある意味でホームズシリーズは彼ら二人の友情の物語でもあるため、このアプローチは非常に好意的に受け入れられた。

後期に至っては、原作自体が映像化困難なもの、出来が悪いものを何とか鑑賞に堪えるものとするため、様々なアレンジが加わっている(中には非難の声の大きいものもある)。また初期に使われていたベーカー街外観のセットも、観光ルートになってしまい使用できず、様々なアプローチが取られている。


主要登場人物
シャーロック・ホームズジェレミー・ブレット(声:露口茂諸角憲一
世界で最も高名な探偵。常に知的刺激を求めることが最優先とし世間的には変人の類である。風変わりな事件の捜査には寝食を惜しんで当たるが、何事もなく退屈をもてあますとワガママになって荒れ、コカインに手を出す悪癖を持つ(NHK放映版では負の側面がほぼ全てカットされている)。本質は騎士道精神に満ち溢れた礼儀正しい紳士で友情にも非常に厚い。相棒ワトスンに人間的に全幅の信頼を置いている(知性に関してはその限りでない)。趣味でバイオリンの演奏をするときもある。論理の信望者で、在り得ない事を除けば、如何に信じられないことだろうと真実であるという信条を持つ。多種多様な犯罪捜査に関する知識を持ち、当時の警察よりも先んじて指紋等の重要性に気付いている辺りに、先見性が伺われる。女性に対する視線は辛辣そのもの。だが才気や行動力を見せる女性に対してはその限りではなく、大家であるハドスン夫人には慈愛を持って接している。演じるジェレミー・ブレットは舞台の名優であり、エキセントリックかつ紳士という複雑なホームズ像を見事に表現。最高のホームズ役者として今なお知られている。役の重圧、妻の死去による双極性障害の悪化などから、幾度も降板の意志を示していたが、要望に応え続投。後期シリーズでは幼少時のリウマチ熱により弱っていた心臓の状態を喫煙や双極性障害の治療薬の副作用などで悪化させ、更に心臓病の薬の副作用で太ってしまうなど体調の芳しくない中、撮影途中で倒れてしまう事態に陥る。結局第6シリーズ終了後心臓麻痺で死去。原作全てを映像化という本シリーズファンの夢は潰えてしまった。NHK放映版での吹替は露口茂。後に発売されたDVD完全版では、露口が引退状態のためか、NHK放映版でカットされた部分は諸角憲一が担当した。さほど声質が似ていないため、話を通してホームズの声が度々変わるという状態になっている。
ジョン・H・ワトスン:第1・2シリーズ:デビット・バーク(声:長門裕之金尾哲夫)/第3シリーズ以降:エドワード・ハードウィック(声:福田豊土園江治
ホームズの同居人かつ唯一無二の親友であり、話の語り手である医師。インドでの軍医経験があるが負傷して帰国し、友人を介してホームズと知り合う。奔放なホームズに悩まされることも多いが、常に友情と尊敬の念で彼を見守る。ホームズ曰く最高の相棒である。なお、原作よりは多少推理力・観察力が鋭くなっている。原作では結婚後開業医としてホームズとの同居生活に終止符を打つが、本作ではドラマ製作の都合から未婚のまま同居を続けている。初期シリーズでは血気盛んな若き元軍医をデビッド・バークが好演したが、家族と過ごす時間を増やしたいという理由で降板。作中でも第2シリーズ最終作最後の事件から次シリーズまで3年の空白があることから俳優交代はスムーズに行われた。後期ワトスンのエドワード・ハードウィックは穏やかな初老のワトスンを見事に演じ、作品のムードに落ち着きを与えている。DVD完全版では、長門が重鎮であること、福田が逝去していることなどから、別人が追加吹替を行っている。
ハドスン夫人ロザリー・ウィリアムズ(声:竹口安芸子
ホームズが下宿するベーカー街221Bの家主。奔放な下宿人に相当手を焼いている。とは言えホームズの金払いの良さ、また彼が尊敬できる人物であることから、母のような立場で彼を見守っている。事件解決のためホームズが仮病を使った時、朝まで帰ってこなかった時などは心底から心配している描写が見られ、本作の人間関係の暖かさを象徴している。
レストレード警部:コリン・ジェボンズ(声:川辺久造
ロンドン警視庁(通称スコットランド・ヤード)の警部。ある時はホームズに敵愾心を燃やして対抗し、ある時は目の前でホームズの才能を見せ付けられて賛嘆する。役人らしく尊大なところはあるが、自分の手に余る難事件の相談をもちかけにベーカー街の2人を訪ねることもある。ホームズが名声に興味を示さない質のために、事件解決の手柄を譲り受けている。
マイクロフト・ホームズチャールズ・グレイ(声:松村達雄:9話/それ以降:久米明


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki