界:動物界 ⇒Animalia
門:節足動物門 ⇒Arthropoda
亜門:甲殻亜門 ⇒Crustacea
綱:軟甲綱 ⇒Malacostraca
亜綱:真軟甲亜綱 ⇒Eumalacostraca
上目:ホンエビ上目 ⇒Eucarida
目:十脚目(エビ目) ⇒Decapoda
亜目:抱卵亜目(エビ亜目)
⇒Pleocyemata
下目:ザリガニ下目 ⇒Astacidea
階級なし:ザリガニ ⇒crayfish
和名
ザリガニ
英名
⇒Crayfish
上科・科
ザリガニ上科 ⇒Astacoidea
ザリガニ科 ⇒Astacidae
アメリカザリガニ科 ⇒Cambaridae
ミナミザリガニ上科 ⇒Parastacoidea
ミナミザリガニ科 ⇒Parastacidae
ザリガニ(?蛄,蜊蛄)は、ザリガニ下目内の淡水性のグループの総称。
分類学的には単一のタクソンではなく、現生のものはザリガニ上科とミナミザリガニ上科に分類される。しかしこの2上科は近縁と思われており、ザリガニは単系統である可能性が高い。
ザリガニが淡水生であるのに対し、アカザエビ上科などザリガニ下目の他の上科は海生であり、通常はザリガニには含めない。しかし、海生のグループと明確に区別するため、淡水生のグループを淡水ザリガニ (freshwater crayfish) と呼ぶこともある。
目次
1 名称
2 ザリガニとカニ・エビ
3 生息域
4 主な種
4.1 日本
4.2 他の地域
5 ザリガニ(ニホンザリガニ)
6 参考文献
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「ザリガニ」は江戸時代の文献から見られ、漢字表記では現在ではほぼ使われていないが「喇蛄」と書かれる。江戸期には異称としてフクカニやイサリカニとも呼ばれていた。
「ザリガニ」の語源は、砂礫質に住むことからジャリガニ(砂利蟹)となったという説や、体内で生成される白色結石から仏舎利を連想してシャリカニからザリガニとなったとする説もあるが、ザリガニの後ずさり行動に由来する「ヰザリガニ(居去り蟹)」が転化してザリガニになったというのが最も有力である。
地方によってはザリガニのことをエビガニと呼ぶ。
アイヌ語においても幾つかの呼称があるが、ホルカ・アムシベやホルカ・イエップなど「後ずさり」を意味する語源が見られる。
英語のクレイフィッシュ (crayfish) のクレイは、古フランス語でカニを意味する語に由来する。
ザリガニのハサミは同じ十脚目のカニ(カニ下目)に似た大きな鋏を持ち、名前にもカニが入っているが、ザリガニはザリガニ下目であり、カニ下目ではない。また、十脚目の系統解析はあまり進んでいないが、ザリガニ下目とカニ下目が非常に近縁ということはなさそうである。つまり、大きな鋏はザリガニとカニで独立に進化したようである。
エビとは、十脚目のうちカニ下目やヤドカリ下目を除いた全てとみなされているので、ザリガニはエビだということになる。実際、ザリガニ下目の海生種であるアカザエビなどはエビとみなされる。ただし、エビとは側系統、つまり、十脚目のうち特殊化したグループを取り除いた残りの、原始的形質を共有しているグループ(いわば「その他」)にすぎないので、ザリガニがエビだからといって、全てのエビがザリガニに近縁とは限らない。たとえばクルマエビは、ザリガニからもカニからもイセエビなど多くのエビからも遠縁である。
生息域
ザリガニ科
ヨーロッパほぼ全域(イギリス、スカンディナヴィア半島を除く)、トルコ、北米西部
アメリカザリガニ科
北米東部・中部、日本、朝鮮半島、北東アジア
ミナミザリガニ科
オーストラリア、オセアニア、南米南部、マダガスカル
日本では、北日本の固有種であるアメリカザリガニ科の Cambaroides japonicus (De Haan, 1841) が唯一の在来種である。