ザクII(ザクツー、ZAKU II)は、アニメ『機動戦士ガンダム』をはじめとするガンダムシリーズのうち、宇宙世紀を舞台とする作品に登場する、架空の兵器。ジオン公国軍の量産型モビルスーツ(MS)である(型式番号:MS-06)。(注:「II」は、ローマ数字の2である)。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次
1 機体解説
2 武装
2.1 ザク・マシンガン
2.2 その他の武器
3 劇中での活躍
4 設定の変遷
5 備考
6 バリエーション
6.1 先行量産型ザクII
6.2 初期量産型ザクII
6.2.1 パーソナルカスタム機
6.3 量産型ザクII
6.3.1 パーソナルカスタム機
6.3.2 マイナーバージョン
6.4 ザクII FS型
6.5 後期量産型ザクII
6.6 最終生産型ザクII (ザクII改)
6.7 指揮官用ザクII
6.8 ザク(小説版)
6.9 ザク(Ver. ORIGIN)
7 参考文献
8 脚注
9 関連項目
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初の正式量産型MS、ザクI (型式番号:MS-05、通称旧ザク)の性能をさらに向上させたのが本機である。一年戦争の序盤戦において大艦巨砲主義を引きずる連邦軍に壊滅的な打撃を与え、ジオン軍の快進撃の立役者となった。宇宙世紀の戦争における巨大人型兵器 モビルスーツ(MS)の優位性を決定づけた機体である。
主に動力伝達系統の改良や稼働時間の向上がなされ、この機体をもってジオン公国軍は地球連邦軍に戦争を挑む事を決意した。この機体は汎用性が高く、オプション武器・装備も多彩で、様々な作戦環境に合わせてカスタマイズされた機体のバリエーションも多く作られている。
主要武装は専用の120mmマシンガン(ザク・マシンガン)もしくは280mmバズーカ(ザク・バズーカ)を装備し、また対艦船用近接兵器のヒートホークも装備する。さらに左肩に棘(スパイク)付きのショルダーアーマーを装備しており、格闘時にタックルなどに利用することができる。なお、標準機ではスパイクは3本。稀に右肩の防御シールドにもスパイクを装着した機体も見ることができる。
一年戦争中の生産機数は、ザクI を含めて約8,000機といわれ[1]、これは両軍を通して最高である。一説に約3,000機とするものもあるが、これはF型のシリーズ全体の生産数と同じであるため、誤認であると考えられる。ただし、ジオン公国軍が生産したMSの総数を約4,000機とする資料もある。
その優れた設計と絶大な戦果によって後のMSに多大な影響を与える事になる。特に機動性を重視した設計や、固定兵装を持たず様々なオプション装備で汎用性を確保する等のコンセプトは後のMSのスタンダードとして定着してゆく事となる。また、人型の兵器による白兵戦が宇宙世紀の戦争形態となる事を決定付けた機種でもある。
戦争序盤は連邦軍を圧倒したザクIIだったが、後に連邦軍がガンダムとその廉価版であるジムを開発すると旧式化が否めなくなり、戦争終盤では連邦のMSに圧倒されるようになってしまった。
主兵装として120mmマシンガンを携行する。主にザクが使用していたことから通称「ザク・マシンガン」と呼ばれる。弾薬は薬室上部の円盤型弾倉(ドラムマガジン)から給弾される。ザクI登場時に開発されていた105mmザク・マシンガン(型式番号:ZMP-47D 内部のわずかな改造により120mm弾を使用した物もある)や120mmザク・マシンガン(型式番号:ZMP-50B)の発展型でありドラムマガジンは水平型に改められている。ひとくくりにザク・マシンガンと総称されるが、仕様の異なる物がいくつか存在しており、細部の仕様もそれぞれ異なり、生産会社や工場によるバリエーションもあるとされる。開発時には敵機として宇宙艦艇や宇宙戦闘機を想定していたため、破壊力を重視した榴弾や徹甲榴弾を使用する。また、宇宙での運用が前提となっていたため、射撃時の反動を軽減するため砲弾の初速は比較的抑えられている。そのため地球連邦軍がMSを実戦投入すると貫通力の低さが問題視された。
M-120A1
最も広く使用されたタイプ。『機動戦士ガンダム』のTV版、劇場版で使用されたタイプはすべてこれである。開発を請け負ったジオニック社の社内開発コード「ZMC38III」の番号も広く知られており、「ZMC38III M-120A1」と併記することが多い。単発(ライフルモード)と連射を切り替えることが出来る。単発は『機動戦士ガンダム』TV版第1話および劇場版『I』にて、サイド7内においてジーン軍曹が使用、連邦軍試作兵器の多くを破壊しているが、ガンダムの装甲には全く歯が立たなかった。レシーバーは巨大なネジで留められており、ザク自身の手で分解や応急修理が可能になっている。装弾数は332発。後にザク・デザートタイプの「M120AS」に発展した。