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法的規制
サルメテロール(Salmeterol)は長時間作用性β2アドレナリン受容体刺激剤の一種であり、喘息と慢性閉塞性肺疾患の治療のために処方される。最近では、定量噴霧式吸入器(MDI)またはドライパウダー吸入器(DPI)によって利用可能である。
目次
1 概要
2 作用機序
3 他の長時間作用性β刺激薬
4 アメリカ食品医薬品局の勧告
5 セレベント
6 References
7 関連項目
8 外部リンク
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長時間にわたって作用が持続する気管支拡張剤であり、通常は重症持続型喘息へのみ処方される。フルチカゾン、ブデソニド、ベクロメタゾンなどの副腎皮質ステロイド剤とセットで定期的に使用することが推奨されており、常用されたサルメテロールは喘息発作の頻度と症状の重さを低減する。短時間作用性β2刺激剤であるサルブタモールの作用持続時間が4-6時間なのに対して、サルメテロールはおよそ12時間持続する。ただし、サルメテロールは吸入から効果発現までに時間がかかる。気管支拡張作用が持続するため、特に夜間や早朝の症状のある患者に適している。吸入から効果発現まで時間がかかる為、すでに発生してる喘息発作の軽減には用いられない。
低用量吸入ステロイド剤に十分に応答しない患者には、ステロイド剤の用量をさらに増やすよりもサルメテロールなどの長時間作用性β2刺激剤を併用したほうが効果的である[1]。世界喘息指針(GINA)のガイドラインでは、喘息をコントロールするためにコントローラー投薬治療が必要とされ、第一選択肢は低用量吸入ステロイド剤であるが、それより上の程度からは、低用量吸入ステロイド剤と長時間作用性β2刺激剤の併用が推奨されている[2]。2007年日本でも、吸入ステロイド剤フルチカゾンとサルメテロールの合剤吸入薬が承認された。
吸入されたサルメテロールは他のβ2刺激薬と同様に、気道内の平滑筋を弛緩させることによって気管支拡張を引き起こし、喘息の悪化を防ぐ。長期の効果持続は、薬剤分子が最初に肺胞の細胞膜へと拡散し、その後ゆっくりと離れて細胞外へ戻り、そこでβ2アドレナリン受容体と接触することによって引き起こされる。
現在利用可能な長時間作用性β2アドレナリン受容体刺激薬はサルメテロール、フォルモテロール、バンブテロール、および経口アルブテロールの持続処方がある。
フォルモテロールは、親油性がより低いためにサルメテロールより速く作用が到来し、効き目も強い―フォルモテロール12μgの投与はサルメテロール50μgの投与と同等である―ことが立証されている。しかし、β2受容体への選択性はサルメテロールのほうが高い。
現在日本で承認されているサルメテロール以外の長時間作用性β刺激薬は経口フォルモテロール(アトック)のみである。
2005年11月アメリカ食品医薬品局(FDA)は、長時間作用性β2アドレナリン受容体刺激剤(LABA)の使用が、重篤喘息の悪化と喘息関連死のリスクの増大に関係していると発表した[3]。
LABA吸入薬の使用は今も喘息ガイドラインで症状コントロールの改善を起こすために推奨されているけれども[4]、別の心配が持ち上がっている。33,826人の患者への19の試験からプールされた結果の大規模なメタ分析によるとサルメテロールは喘息死の小さなリスクを増大させ、この追加リスクは吸入ステロイド剤の追加使用(例えばサルメテロール・フルチカゾン混合剤)では減少しない[5]。これはサルメテロールやフォルモテロールなどのLABAが、喘息の症状をリリーフするけれども、同時に警告なしに気管支の炎症と過敏性を促進するために起こると考えられている[6]。
FDAは、喘息の治療においてセレベント・ディスカスは、低用量-中用量の吸入副腎皮質ステロイド剤などの、他の喘息コントローラーによる投薬治療に適切な応答をしなかった患者にのみ、追加治療として用いられるよう勧告している[3]。