サヨナラゲームとは、野球およびソフトボールにおいて、後攻チームが決勝点を挙げると同時に終了する試合のこと。勝利チームの攻撃で試合が終わることから、「さようなら」を略して「サヨナラ」と呼ばれる。
目次
1 概説
2 試合のパターン例
3 サヨナラゲームにまつわるエピソード
3.1 監督自ら代打逆転サヨナラ満塁本塁打
3.2 天覧試合のサヨナラ本塁打
3.3 自らサヨナラ本塁打を打ちノーヒットノーラン達成
3.4 サヨナラボーク
3.5 敬遠球をサヨナラ安打
3.6 代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打
3.7 最終回2死から9点差を逆転しサヨナラ
3.8 サヨナラ負け優勝
3.9 サヨナラ本塁打がサヨナラ安打に
3.10 打撃妨害でのサヨナラゲーム
3.11 プロ初打席でサヨナラ本塁打
4 その他
5 脚注
6 関連項目
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野球やソフトボールでは、攻守交替が明確になされるため、最終回の表が終了した時点で後攻チームがリードしている場合には、既に勝敗が決しているとして後攻チームの攻撃を行う必要がない。そのため球審は、後攻チームの攻撃を行わずに試合終了を宣告する。
従って、最終回(または延長戦)の裏(後攻チーム)の攻撃は、最終回の表の攻撃が終了した時点で同点もしくは先攻チームリードの場合に行われる。このとき、後攻チームが勝ち越し点を奪えば、その時点で勝敗が決する。後攻チームはそれ以上の攻撃を続ける必要がなくなるので、球審はその時点をもって試合終了を宣告する[1]。これをサヨナラゲームという。従って、サヨナラゲームは必ず後攻チームの勝利である。主催(本拠地で試合をするチーム)は必ず裏であるが、これはサヨナラゲームの可能性がある為だと言われている。なお、時間切れや雨天などによってコールドゲームとなったときには、最終回で後攻チームが決勝点を奪ってもサヨナラゲームと呼ばないことが多い。
スコアのランニング表示では、最終回裏の得点表記の後ろに「x」印を付ける。また、チームの総得点で勝利チームの得点の横に「x」印をつけることもある(例:1x - 0)。もともとこの「x」印は、最終回の表終了時に後攻チームがリードしておりその裏を行わない(俗にこれを、Xゲームということがある。日本では、字形が似ていることから「×」「〆」「α」と勘違いされていた事も)場合、最終回裏のスコアボードに付ける(ことが多い)印であり、「裏の攻撃が行われていないが、試合が終了した」ことを意味する。サヨナラゲームの場合に得点表記の後ろに「x」印をつけるのは、ここから派生し、「裏の攻撃が途中のうち(第3アウトが成立する前)に試合が終了した」ことを意味すると考えて差し支えない。(コールドゲームの場合でも、そのイニングスで第3アウト成立前に打ち切られた場合はそれが付けられている)
サヨナラゲームの決勝点を挙げたプレーにも「サヨナラ」が冠せられる。例えば「サヨナラヒット」「サヨナラホームラン(本塁打)」のように用いられる。「サヨナラエラー」「サヨナラ暴投」「サヨナラボーク」などというように守備側のミスによってサヨナラゲームとなる場合もある。
英語では game-ending や、延々と続くと思われる状態から抜けるという意味で、 walk-off が使われる。「サヨナラヒット/本塁打」に相当する語は"game-ending hit/home run(homer)"。サヨナラ本塁打は"walkoff home run(homer)"などという( ⇒w:List of baseball jargonも参照)。またアメリカメジャーリーグの実況では、日本球界を経験した選手・OBなどの影響もあってか「Sayonara!!」と叫ぶこともあるが、アメリカでは本塁打の際にスタンドに入る打球を見送るという意味で「Good-bye baseball」(入った! ホームラン!というニュアンスに近い)という表現も使われるため、日本語のサヨナラゲームとは違う意味合いで使われることが多い。
9回サヨナラ勝利チーム123456789合計
A0000000000
B000000001x1
延長サヨナラ勝利チーム12345678910合計
A00000000000
B0000000001x1
通常の試合は、敗戦チームの攻撃終了で試合終了となるが、サヨナラゲームでは勝利チームの得点で試合終了となるため、劇的な印象を与える。そのため、サヨナラゲームに関しては、様々な逸話が残されている。
1956年6月24日の阪神対広島戦で、1-0で迎えた9回裏二死満塁、阪神の選手兼任監督だった藤村富美男が自ら「代打はこのワシや」と言って打席に立ち、代打逆転サヨナラ満塁本塁打を決めた。