サトウダイコン
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?テンサイ

テンサイ
分類

植物界Plantae
被子植物門Magnoliophyta
双子葉植物綱Magnoliopsida
ナデシコ目Caryophyllales
アカザ科Chenopodiaceae
:フダンソウ属 ⇒Beta
:テンサイ(母種) B. vulgaris
亜種:テンサイ ssp. vulgaris

学名
Beta vulgaris ssp. vulgaris
和名
テンサイ(甜菜)、サトウダイコン(砂糖大根)
英名
Sugar beet
テンサイの根部

テンサイ(甜菜、学名:Beta vulgaris ssp. vulgaris)は、アカザ科フダンソウ属の二年生の植物。別名、サトウダイコン(砂糖大根)。

ビート砂糖品種群である。寒さに強く、寒冷地作物として中から高緯度の地域で栽培されている。サトウキビとならんで砂糖の主要原料であり、根を搾ってその汁を煮詰めると砂糖がとれる。葉と搾りかす(ビートパルプと呼ばれる)は、家畜の飼料として利用される。全世界の砂糖生産量のうち、約35%を占める。

日本では、北海道を中心に栽培されている。テンサイから作られた砂糖は甜菜糖とよばれ、国内原料による日本の砂糖生産量の約75%、日本における砂糖消費量の25%を占める。
目次

1 特徴

2 生育相

3 栽培条件

3.1 気象条件

3.2 圃場条件


4 テンサイ栽培の歴史

5 品種

5.1 日本における栽培品種


6 重要病害虫

6.1 病害

6.2 害虫


7 関連項目

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特徴

地中海沿岸原産。テンサイの構造は、おもに根部と葉に分類される。長い葉柄の先に長円形の葉身があり、最盛期には30から40枚が着生している。生育期間中に出葉する葉数は50から60枚程度。

根は肥大してショ糖を貯蔵する直根と、直根の両側溝から発生する側根に分けられる。側根は、地表下30cm程度に細く枝分かれして網目状に分布し、栄養塩類や水分を吸収する。直根は、条件が良ければ2m程深く伸長して水分を吸収する。直根の横断面には維管束の輪が同心円状に8?12層形成され、内側の維管束は生育初期に発生した外側の葉と連絡する。600?1200gにまで肥大し、14?20%程度のショ糖を蓄える。根内におけるショ糖濃度は、中心部、特に維管束輪に隣接する砂糖鞘で高い。


生育相

幼苗期、繁茂期、登熟期の3期にわけられる。

幼苗期には、気温の上昇とともに出葉を早め、7月には大型葉を放出する。繁茂期は7月中旬から9月上旬で、葉面積指数はほぼ最高に達し、大型葉による光合成活動が盛んで根部の肥大が旺盛となる。登熟期は9月中旬以降の時期で、根部の肥大がすすみ糖を蓄積する。地上部は葉の黄化、凋落が始まる。


栽培条件


気象条件

テンサイの原産地は、夏は高温乾燥、冬は比較的雨量が多い地中海沿岸性の気候であるが、現在の栽培地は温帯から亜寒帯を中心として栽培されており、寒冷地作物とよばれる。さらに、ステップ気候砂漠気候でも灌漑により栽培している地域もある。

温度条件はもっとも重要な気象条件で、発芽、生育、糖の蓄積のすべてに大きく影響する。

発芽に要する温度は、最低温度4?5℃、最高温度28?30℃、最適温度25℃とされる。ただし、低温の場合は高温の場合よりも積算温度が多く必要となる。発芽開始後、10℃以下の気温が続くと春化がおこり抽苔する場合がある。抽苔がおこると著しく収量が減少する。170?200日の生育期間中に、積算温度2400?3000℃、平均気温:12.3?16.4℃を要するが、生育ステージ別に必要な温度は異なる。

温度は収量や糖分と温度経過との間にも密接な関係がある。葉の光合成には35℃が最適だが、高温は同時に呼吸量も増加させる。そのため、根の生育には生育期間を通じて日中25℃、夜間20℃程度の温和な条件が適する。根中糖分についても同様で、生育後期の冷涼な気温が高糖分をもたらす。特に夜温は10℃以下が好ましいとされる。

また、温度は生育以外にも病害の発生に関わる。北海道では発芽当初は気温がやや低すぎ、生育中期はやや高温多湿であるため、病害が発生しやすい条件にある。

降水量は生育の各期とも100mm必要であり、年間600mmが理想的といわれるが、総雨量よりもその配分が重要である。とくに収穫期前2カ月(9月中旬以降)の降雨は根や生体重を増加させる一方で、糖分や純糖率の低下をもたらす。収穫前2カ月の降水量が10mm増加すると、糖分が0.3%減少するという報告もある。

日照量は光合成に関わっているため生育や収量に影響する。登熟期に日長が少ないと糖分の低下を招く。


圃場条件

テンサイの直根や側根は地中深く伸張する。そのため、土壌の物理・化学的特性は生育に大きな影響を与える。

土壌種類としては、排水良好で地下水位の高くない壌土や砂質壌土が適する。

土壌物理性では、耕土が深く、腐植に富む土壌がよい。圃場の下層が硬盤化しているような条件では生育が不良となるため、心土破砕や心土肥培耕をおこなうことによる下層土の改良や、深耕による根圏域の拡大がおこなわれる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen