コンベア880
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コンベア880

アメリカ海軍のコンベア880

用途:旅客機

製造者:コンベア

運用者

トランス・ワールド航空

日本航空

キャセイパシフィック航空

民航空運公司

エルヴィス・プレスリー

ほか


初飛行:1959年1月27日

生産数:67

運用状況:全て退役
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コンベア880 (Convair CV880) は、アメリカの大手航空機製造会社だったジェネラル・ダイナミクス社のコンベア部門が、世界最速という触れ込みで開発した中型ジェット旅客機
目次

1 概要

1.1 コンベア初のジェット旅客機

1.2 「世界最速」

1.3 生産中止

1.4 コンベア990

1.5 現在


2 スペック

3 ユーザー(一部)

4 日本のコンベア880

4.1 短い活躍期間

4.2 日本乗り入れ機

4.3 事故

4.4 展示

4.5 その他


5 関連項目

6 外部リンク

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概要


コンベア初のジェット旅客機

民生機部門でCV240やCV440など小・中型レシプロ機のベストセラーを送り出して来たコンベアが、トランス・ワールド航空(TWA)の実質的オーナーで、数々の奇行でも知られた伝説の大富豪ハワード・ヒューズの強い意向を受け、同社初のジェット旅客機として1952年に計画発表、度重なる仕様変更を経て、1959年1月27日に初飛行した。

ヒューズは当初、永年の付き合いがありコンステレーション等で実績のあるロッキードに高速ジェット旅客機の開発を働きかけたが、ロ社は軍用機の開発生産で繁忙だった上に、過渡的なターボプロップ機のエレクトラ(L-188)に傾注していたため、コンベアに御鉢が回った経緯がある。


「世界最速」

先行する競合機ボーイング707ダグラスDC-8との開発ギャップを埋めるため、同社のF-102F-106と同様に試作機の製作を省いて1959年に -22 型の生産がいきなり開始され、最大運用限界マッハ数0.89を標榜する「世界最速」をセールスポイントにしたが、実際には空気抵抗過大で計画値未達に終わり、有意な速度差は示せなかった。

-22 型は抵抗低減目的で後退翼に必須とされる前縁スラットさえ敢えて排する徹底振りだったが、翼弦35°の鋭い後退角では離着陸時にやはり危険だったため、間もなく前縁スラットを追加して方向舵を全油圧作動とし、パワーアップしたエンジンでペイロードと航続力を増強した -22M 型に取って代わっている。

しかも高速化のために採用したジェネラル・エレクトリック CJ-805-3 エンジン(F-104F-4等の戦闘機に搭載されていたJ79の簡略版)は小型軽量であったものの、軍事機密指定解除が長引いて計画遅延の一因になったばかりでなく、整備が煩雑で信頼性に乏しく(高価な耐熱金属の使用量を減じたため、ホットセクションが溶解するトラブルが多発したほか、ウォーニングシステムの誤作動が原因の緊急着陸も頻発した)、更に大騒音で黒煙を吐いたことも、ジェット機の大量就航によって空港周辺の騒音問題が各国で注目され始めた矢先であったことから、発注の足を引っ張った。


生産中止

加えて、これらのライバルより一回り小型で積載能力が小さく(客席は3-2配置)、燃費が悪く航続距離でも劣り、電装系やエンジンを中心にマイナートラブルが多く、失速特性に問題があり、低速時に癖の強い操縦性も敬遠されて、就航後エアラインの間で不評が定着してしまった。1960年には大幅改良型の -22M (M は Modified = 改良型の意)に切り替えられたものの受注は伸びず、1959年から1962年までのCV880の累計生産はわずか67機に留まった。しかし下記の経緯から、日本では馴染み深い機種である。

生産機の約半数がローンチカスタマーのトランス・ワールド航空に納入され、またロックンロール界のスーパースター、エルヴィス・プレスリーが自家用機として愛用したことでも有名である。


コンベア990


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki