?コオロギ上科 Grylloidea
エンマコオロギ Teleogryllus emma
分類
界:動物界 ⇒Animalia
門:節足動物門 ⇒Arthropoda
綱:昆虫綱 ⇒Insecta
目:バッタ目(直翅目) ⇒Orthoptera
亜目:キリギリス亜目(剣弁亜目) ⇒Ensifera
上科:コオロギ上科 ⇒Grylloidea
科
† ⇒Baissogryllidae
コオロギ科 ⇒Gryllidae
ケラ科 ⇒Gryllotalpidae
カネタタキ科 ⇒Mogoplistidae
アリヅカコオロギ科 ⇒Myrmecophilidae
† ⇒Protogryllidae
コオロギ(蟋蟀)は、バッタ目(直翅目)・キリギリス亜目に分類される昆虫のうち、地上性か地中性で、体が黒っぽい[要出典]ものの総称である。
おもにコオロギ上科(Grylloidea)に属する昆虫を指し、日本ではコオロギ科・コオロギ亜科に分類されるエンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、ツヅレサセコオロギなどが代表的な種類として挙げられる。ただし人によって「コオロギ」の概念は異なり、コオロギ上科の中でもスズムシ、マツムシ、ケラなどを外すこともある。
なお、日本史上、中世以前の時代では、「蟋蟀」とはセミをも含むあらゆる鳴く昆虫を指していた。このため、現在でも学問的厳密性を要さない日常会話上では、コオロギ上科でないカマドウマやコロギス、ヒメギスなども「コオロギ」に含むことが少なからずある。
目次
1 概要
1.1 形態
1.2 生態
1.3 翅型
2 利用
2.1 愛玩
2.2 食用・薬用
2.3 飼料
2.4 闘蟋
3 分類
4 その他
5 関連項目
6 参考文献
7 外部リンク
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成虫の体長は10mm前後-40mmほどだが、アリヅカコオロギ、マダラスズ、シバスズなど数mmしかないものもいる。日本に分布するコオロギで最大種は体長30~40mm前後のエンマコオロギやケラだが、海外にはタイワンオオコオロギBrachytrupes portentosusをはじめ50mmを超える種類も多い。
体色は黒-茶色のものが多く、太短い円筒形か紡錘形の体つきをしている。頭部には体長以上はある毛髪状の触角を持つ。また、尾端にも後ろ向きに2つの尾毛があり、これも触角同様周囲の様子を探る感覚器である。
脚の中では後脚が特に長く太く発達し、移動や逃走の際には後脚を利用して跳躍するものが多い。また、前脚脛節のつけ根に耳を持ち、これで周囲の物音や他個体の鳴き声を聞き取る。
成虫には昆虫の翅があり、翅を使って飛翔する種類がいる。その一方で前後の翅が鱗状に退化したものや全く消失しているものもいる。
オス成虫の翅にはやすり状の発音器や共鳴室があり、発音器をこすり合わせて「鳴く」ものが多い。翅を使って鳴く種類のオスとメスを比べた場合、メスの前翅の翅脈は前後に直線的に伸びるが、オスの翅脈は複雑な模様を描く。中にはメスに翅がなく、オスに鳴くための前翅だけがあるカネタタキのような種類や、オスは羽化後に後翅が取れてしまう種類もいる。樹上性の種類の中には、立派な翅があるにも関わらず♂も全く鳴くことが出来ないものも少なくない。
また、メスの尾端には長い産卵管があり、産卵の際に土中や植物の組織内に産卵管を差しこむ。
田畑、草原、森林、人家の周囲などの地上に生息するが、乾燥地、湿地、山地、海岸など環境によって見られる種類は異なる。ほとんどのコオロギは夜行性で、日中は草地や石の下、穴など物陰に潜むことが多い。中には洞窟性のものやアリヅカコオロギのようにアリの巣に共生するものもいる。