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ゲームミュージックは、コンピュータゲームに付随する音楽のことである。ゲーム音楽、ビデオゲームミュージックとも呼ぶ。
目次
1 概要
2 歴史
2.1 1970年代頃
2.2 1980年代頃
2.3 1980年代後半・1990年代前半
2.4 1990年代後半・2000年代
3 機能上の分類
3.1 テーマ曲
3.2 主題歌
3.3 BGM
3.4 ジングル類
4 ゲームミュージックによく見られる楽曲の着想方法
4.1 楽曲の派生
4.2 常套句の使用
4.3 アニメ主題歌の引用
4.4 クラシック音楽の引用
5 一般リスナーへの浸透
6 ゲームミュージックに関連する音楽作品
7 脚注
8 関連項目
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「ゲームミュージック」という言葉には、単にゲームに付随する音楽という意味合いしかなく、その内容自体は非常に多岐にわたる。品質や規模の面では、単声のビープ音で作られた短いメロディからCDとして売られている観賞用の音楽と変わらない高音質で完成度の高い音楽まで含まれ、音楽ジャンルの面ではロック・ジャズ・クラシックから実験的な音楽まで、すべてのものが含まれる。
その一方で、一般にゲームミュージックという言葉から多くの人が連想するイメージはピコピコという擬音で形容されるような電子音、すなわち1980年代の8bitゲーム機に多く搭載されたPSGやFM音源およびそれらに類似した音声処理系による音色であることが多い。その理由としては、
家庭用ゲーム機が初めて一般家庭に広く浸透したのが8bit機全盛の時代であったこと
PSGやFM音源といった音声処理系の音色が、他の観賞用の音楽と明確に分離した印象を与える特徴的なものだったこと
などが挙げられる。
21世紀初頭現在では、ゲーム機の音声処理系はPCM方式が主流であり、任意の録音済み波形を再生できる場合がほとんどである。また録音済みの音楽をストリーミング方式で流すことも増えてきている。そのため、一聴してはっきりとゲームミュージックと分かる1980年代のようなゲームミュージックは少なくなってきている。その反動として、レトロゲーム音楽のCDによる再発や、PSGやFM音源などの8bit機特有の音色を敢えて使用して音楽を製作するチップチューン音楽というムーブメントが現れてきている。
サーカス (ゲーム)および スペースインベーダーも参照
ゲームミュージックの起源は、どこまでを「音楽」と解釈するかにもよるが、サウンド発生機構を備えたコンピューターゲームの出現と時期を同一にすると考えられる。
ゲームの開始時や合間などに短いメロディを演奏する事で、初めて有名になったゲームは、Exidy社が1977年に発表した『サーカス』であると考えられる。このゲームはその音楽も手伝って評判となり、日本でもコピーゲームなどが多数出回った。しかしこの頃はまだ、ゲームの動きと演奏を両方処理する余裕が無かったのか、演奏時には画面の動きは止まっていた。
歴史に残る大ヒットとなった『スペースインベーダー』でも、音響は抵抗器を使った8種類のサウンドのみであり、音楽と呼べるものにはなっていなかった。ただし多数作られたコピーゲームの内、任天堂レジャーシステムの『スペースフィーバー』と、サンリツの『メロディーパート3』は、特定のフィーチャー(シチュエーション)で音楽が鳴り、当時のプレイヤーに印象を残している。
ゲームを進めながらBGMが常に鳴り続けた初めてのゲームは、ナムコの『ラリーX』であると思われる。しかしまだ音楽的とは言えず、短期間で改良された「ニューラリーX」でようやくメロディになった。
いずれにしても、この時代のゲームミュージックは、アンサンブルを組めるほどの発音数がない・長いメロディをプログラムするほどの記憶容量がないといったハードウェア的な制約や、ほとんどの場合音楽専門のスタッフはおらず、プログラマーやその他音楽を専門としないゲーム会社の社員が作曲していたという事情から、優れた楽曲が現れうる状況ではなかった。
また、この頃からすでにクラシック音楽からの引用が見られた。複数のゲームで聴くことが出来た有名な曲としては、葬送行進曲(『サーカス』、『メロディーパート3』、『リバーパトロール』、『きこりの与作』)、カルメン(『クレイジーバルーン』、『ルート16』)、交響曲第9番(『スペースフィーバー』、『ペンゴ』)などが挙げられる。