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ケンブリッジ大学
大学設置1290年
創立1209年
学校種別国立
設置者The Chancellor, Masters and Scholars of the University of Cambridge
本部所在地英国ケンブリッジ市
学部28学科 ("Tripos")
研究科39特論
ウェブサイト ⇒ケンブリッジ大学公式サイト
表・話・編・歴
ケンブリッジ大学(英称:University of Cambridge)は、英国ケンブリッジ市に本部を置くイギリスの国立大学である。1290年に設置された。 ケンブリッジ大学は中世に創設されて以来の古い歴史をもっており、英語圏ではオックスフォード大学に比肩し、アンシャン・ユニヴァシティーに属する。また、世界を代表する名門大学としての地位を保り、2007年度のThe Times Higher Education Supplementではハーバード大学に続いて世界ランキング第2位の大学としてランクイン。ノーベル賞受賞者は81人(2005年10月現在)と、世界の大学・研究機関で最多(内、卒業生の受賞者は59人)。総長のエディンバラ公フィリップは象徴的存在で、大学運営には副総長のアリソン・リチャードが直接携わっている。校訓はHinc lucem et pocula sacra(英語:"From here, light and sacred draughts")。
目次
1 沿革
2 特徴
3 カレッジ一覧
3.1 以前存在したカレッジ
3.2 参照
4 著名な卒業生
5 脚注
6 関連項目
7 参考文献
8 外部リンク
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13世紀初頭に、町の人々と対立してオックスフォードから逃れてきた学者たちが、この町に住み着き、研究・教育活動を始めたのを起源としている(大学としての公式な創立年度は1209年)。彼らの活動はやがて、イングランド国王の保護なども受けて発展をはじめ、現存する最古のカレッジ、Peterhouse(ピーターハウス)は1284年の創立。アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ジョン・メイナード・ケインズ等、近世以降の人類史において、社会の変革に大きく貢献した数々の著名人を輩出してきた。
ケンブリッジ大学は、31のカレッジから成るカレッジ制を採る大学である。
カレッジは、「学寮」とも訳され、全ての学生は、学部生・大学院生を問わず、どこか必ず1つのカレッジに所属することになっている。歴史的に見れば、カレッジは、教師と学生が寝食を共にし、そこで共に学ぶという修道院の形態に由来している。19世紀の半ばまで、教員は英国国教会徒であること、および生涯独身であることなどが義務付けられていたが、19世紀を通じての大学改革によりこうした義務は緩和されていった。現在では、国教会に限らずカトリックのカレッジも存在している。
かつてはそれぞれのカレッジに強い学問分野や特徴があり、現在では、その名残が一部に見られるものの、基本的にどのカレッジも様々な分野の勉強をする学生や研究者が集まっている。そのため、分野を越えた人間関係を作り、学際的な研究や知的なフォーラムの生まれる可能性が高いこと、また、学内のカレッジ間で学究やスポーツ・文化活動などについて自発的な切磋琢磨を誘発しうることなどの点で、強みを持ったシステムとなっている。その一方、現代の大学としては、カレッジ間の財政格差が著しいこと、大学事務が煩雑で非効率になっていることなど、種々の弊害も指摘されることがある。
ケンブリッジ大学には、もともと、他の大学とは異なったしきたりやルールが多数存在していた。例えば、かつては、大学の自治警察に町内の警察権が与えられていたり、大学にワインや食料を独占的に販売する特権が与えられていたり、学生がカレッジの外に出る際にはガウンを着用する義務があったりした。それらは数百年にわたる大学改革によって、徐々に姿を消してきたが、例えば、授業期間中は大学教会であるセント・メアリー教会から2マイル以内に居住しなければならないこと、カレッジごとに「フォーマル・ホール (formal hall)」と呼ばれる晩餐会が設けられていること、所属するカレッジのフォーマル・ホールにおいてはガウンを着用することなど、中世由来の慣習の一部は現在でも通用している。
学部生の入学者選抜は、カレッジ毎に行われ、一部の学科を除いて、Aレベル試験の成績の他に、面接試験で判定される。学部生の教育は、伝統的には、カレッジで教員と学生の1対1で行われていた。こうしたカレッジの責任で行われる指導を「チュートリアル (tutorial)」と呼び、チュートリアルを施す教員を「チューター(tutor)」と呼ぶ。現在では、このチューターは形骸化しており、単に生活面で学生の面倒を見る教員を指すに過ぎなくなっている(ほとんど全ての学部生が親元を離れてカレッジ内で生活するため)。但し、「シニア・チューター(senior tutor)」と呼ばれる、各カレッジにおけるチューターのリーダーは、現在でも、それぞれのカレッジにおける教育の最高責任者と見なされており、いわば「教頭」格の存在である。
現在の授業は、カレッジではなく、学部・学科が中心となって行われている。授業には2つの形態があり、一つは、学部・学科の提供するもので多くの学生が集まって聴講する講義形式の授業、もう一つは、カレッジの責任で行われる「スーパービジョン(supervision)」と呼ばれる個人または少人数形式の授業である。各カレッジには科目毎に学習指導教員(Director of study)がおり、学習指導教員は学部・学科から推薦された教員・研究員・大学院博士課程の学生の中から、学生ひとりひとりに「スーパーバイザー(supervisor)」と呼ばれる指導教員を任命する。スーパービジョンでは、文科系の場合、与えられた課題に対して小論文(essay)を事前に提出し、その小論文について指導教官が添削したものを学生と議論しながら指導していくという形式を取ることが多い。