クルーズ客船(クルーズきゃくせん、Cruise Ships)とは、乗客に船旅(クルーズ)を提供するための旅客船である。
宿泊設備を持ち、レストランやバー、フィットネスクラブやプールなどの設備を備えており、サービス要員や医師・看護師なども乗船しており、長期間の船旅を楽しめるようになっている。神戸港・中突堤に接岸する飛鳥II
目次
1 区分
1.1 マス(Mass)
1.2 プレミアム(Premium)
1.3 ラグジュアリー(Luxury)
1.3.1 ブティック(Boutique)
2 船内設備
3 客室
3.1 スタンダード
3.2 ミニスィート
3.3 スィート
4 クルーズ船のデザイン
5 船内組織
5.1 船長
5.2 運航部門
5.3 ホテル部門
6 日本の客船
7 海外の客船
8 沈没・解体された客船
9 関連項目
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日本では「豪華客船」とひとくくりにされることが多く、また高額商品の典型のように扱われるが、実際には日本のリゾートホテルと比べても割安な泊単価設定の船から、本当に「豪華絢爛」と呼ぶにふさわしい船まで、様々なクルーズ客船が存在する。
クルーズ客船は、そのサービス内容と価格帯により、次の三クラスに区分される。
各クラスは個別の船ではなく、「クルーズ会社」毎に分類される。 これは、その会社が運航する船は、どれも同等のサービスを提供することが基本だからである。
しかしながら実際問題として、同じ運航会社でも船毎により差は生じるわけであり、個別船のランク付けについては、ダグラス・ワードによるベルリッツ・クルーズガイドも参考となる。
その名の通り、大衆向けの船。“Contemporary Class”とも呼ばれる。
US$100〜350/泊。(二人部屋を二人で使用した場合の一人当り単価の目安。以下同様)
船型を大型化することによるスケールメリットで単価を下げている。
また、値段は低いが、その分、船内での飲食の有料部分を多くしたり、カジノのスペースを大きく取り、それらを収益源とするビジネスモデルを採っている。
主な運航会社は以下の通り
カーニバル
コスタ
ロイヤル・カリビアン
スタークルーズ/ノルウェイジャン・クルーズライン
ディズニー
US$150〜400/泊。
付帯するサービス(全食事付き、付帯イベント類)を加味すれば、このクラスの下・中級船室であれば、なお日本のリゾートホテルと同等ないしは割安と考えられる。
主な運航会社は以下の通り
プリンセス(※)
セレブリティ
ホーランド・アメリカ
MSC
※プリンセスはマスに区分されることがある。
クルーズ客船の中でも上級なサービスを提供する船。
US$400〜1,000/泊。
主な運航会社は以下の通り
リージェント・セブンシーズ(旧ラディソン)
シルバーシー
シーボーン
クリスタルクルーズ
キュナード(※)
※キュナードはプレミアムに区分されることがある。 これは同社が客室により差を付けるサービスをしているため。(下級船室のサービスはラグジュアリーとは言い難い、という判断)
ラグジュアリーの中でも、船型を比較的小規模に抑え、乗客に対する乗組員比率を更に高くし、一人一人によりきめ細かいサービスを提供する船をこう呼ぶことがある。
価格帯は US$600/泊以上。
主な運航会社は以下の通り
リージェント・セブンシーズ
シルバーシー
シーボーン
ハパグロイド
--- なお、上記は欧米流サービスによる区分であり、日本のクルーズ会社については、その独自の文化、サービス、価格設定により、この区分には馴染まず、分類されていない。
但し、あえて分類するとすれば、前述のベルリッツ・クルーズガイドによる星の数からすると、郵船クルーズがラグジュアリー、商船三井客船と日本クルーズ客船がプレミアムの中でも上位に位置する、ということになろう。