カンカン帽正装しカンカン帽を被る関東大震災復興院委員(1923年9月15日、左から渋沢栄一、伊東巳代治、加藤高明)1949年当時の保険セールスマン(アメリカ合衆国・ミネアポリスの風景、左側の男性が被っているのがカンカン帽、右側の男性が被っているのがパナマハット)
カンカン帽(カンカンぼう)は、ストローハットの一種で主に男性用の帽子である。西洋発祥の帽子で、英語では、ボーター(Boater)、ボーターハット(Boater Hat)という。日本では、同形で女性用の場合はフランス語のキャノチエ(Canotier)の名称が用いられる。
水兵や船の漕ぎ手のために作られた帽子が発祥とされている。海や川の水しぶきで帽子が柔らかくなって損傷するのを防ぐため、麦藁を平たくつぶして真田紐のように編んだ麦稈真田(ばっかんさなだ)などの素材をプレスで固く成型し、ニスや糊などで塗り固めることにより軽くて耐久性のある帽子となっている。
日本では明治の末から流行りはじめ、大正に入ると洋装・和装問わずカンカン帽を被るスタイルが大流行し、昭和初期まで流行は続いた。叩くと「カンカン」と音がするほど固い帽子であることからカンカン帽という俗称が定着した。当時は「紳士たるもの外出時には帽子を着用するものだ」というのが常識であったため成人男性の帽子着用率は非常に高く、特にカンカン帽の人気は高かった。職場においても、夏場の正装として受け入れられていたようである。
天井とブリム(つば)が平らなのが特徴で、クラウン(帽子の山の部分)は円筒形である。多くの場合ハットバンド(リボン状の帯)が付いており、黒が正式な色とされている。類似する帽子にパナマハットがある。
関連項目
麦わら帽子
カテゴリ: 帽子
更新日時:2008年4月7日(月)16:27
取得日時:2008/08/21 07:19