カレー(英:Curry カリー)は、複数の香辛料を使って野菜や肉などを味付けしたアジア料理のひとつ。もともとインドおよび周辺アジア諸国で作られていた料理だが、現在では国際的に人気のある料理のひとつとなっている。日本では、明治時代にイギリス経由で伝わり独自の進化をとげたカレーライスが国民食と呼ばれるほどの人気を獲得しており、カレーといえばカレーライスをさす場合が多い。
目次
1 カレー粉
2 世界各地のカレー
2.1 日本のカレー
2.2 インドのカレー
2.3 東南アジアのカレー
2.4 イギリスのカレー
2.5 その他の地域
3 脚注
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カレー粉は、ミックススパイスの一種。インド発祥ではなく、18世紀後半のイギリスで発明され、同じころクロス・アンド・ブラックウェル(C&B)社によってはじめて商品化されたと考えられている[1]。
現在は複数のメーカーから各種のカレー粉が発売されているが、基本的にはC&B社のカレー粉に倣ったもので、味はおもにクミン、コリアンダー、辛味はおもに唐辛子、胡椒、ニンニク、ショウガ、色はおもにターメリック、サフラン、パプリカ、香りはおもにクローブ、シナモン、カルダモン、ナツメグ、オールスパイス、キャラウェイ、フェンネルなどによるものである。これらのスパイスを混合して数週間ほど熟成すると、カレー粉独特の風味が生れる。
カレー粉の原型はインドのミックススパイス、マサラであるといわれている。しかしマサラはインドにおいて、日本の醤油や味噌のようにあらゆる料理において調味料として使われるものであり、「カレー料理」のために存在する訳ではない。
現在は、インドのスーパーマーケットにも逆輸入されたカレー粉が並んでいるが、伝統的な料理において使われることはない。
カレーライスの他、下記のようなカレー粉、カレーソースを使った料理がある。
カレー南蛮、カレーそば
カレーうどん
カレーパン
カレーまん
スープカレー
キーマカレー
カレースパゲッティ
カレーコロッケ
カレーラーメン
カレーオムレツ
マーボーカレー
焼きカレー
カレー丼
ドライカレー
この他にもご当地カレーとして、函館の五島軒に代表される洋食レストラン風のカレーや札幌のスープカレー、金沢カレー、富良野市の富良野オムカレーやホワイトカレーが知られる。また、単独の料理ではないがスナック菓子にはカレー味の商品が各社から発売されている。
また蕎麦屋のメニューにも、カレー粉をだし汁で溶き、長ネギを入れ、片栗粉でとろみを付けたカレーがよく見られる。
スープカレー
インドのカレーイス(マサラ)を挽くインド人カレー(手前)とナーン
インドでは香辛料(スパイス)を混合したマサラを幅広い料理に使うため、ほとんどのインド料理が「カレー」であるように思われがちである。特に日本人は、飯にかけて食べる事がある汁物についてなおさらその傾向が強い。しかし、それは誤った認識と言える。インド人は、身の回りにあるスパイスを毎日の料理に使っているに過ぎず、彼ら自身は「カレー」なるものを作っているつもりは全くない。