カノン砲(―ほう)は、大砲の一種。同口径の榴弾砲に比べて、砲口直径に対する砲身長(口径長)が長く、高初速、長射程である。日本語では「カノン砲」と言い、漢字では加農砲と表記する。これは英語の"キャノン(cannon)"から来ているが、"cannon"に対する的確な訳語は大砲であり、「カノン砲」に対する正しい英語表記は、"gun"である。
カノン砲は16世紀から17世紀の間は弾丸重量42ポンド以上の大口径の滑腔砲の呼び名として用いられた。また、半カノン砲(Demi-cannon)という砲は弾丸重量は32ポンドであった。
その後、榴弾が発明され三十年戦争を機に野戦においても大砲が多用される様になると榴弾を曲射弾道で撃ち、又、野戦に便利な様に砲身をある程度短くするなどした砲は榴弾砲、これまでの様に砲丸や散弾・榴散弾による直射を主に行う大砲はカノン砲と区別して運用されるようになった。
時代が下り、カノン砲でも曲射を行うようになり、第二次世界大戦頃までは、カノン砲は40口径前後、榴弾砲は25口径前後と口径長で区別されるようになった。
現在では長砲身の榴弾砲(Gun-howitzer:この種の砲だけを指す適切な訳語はまだ付けられていない)の出現により、両者の区別は事実上なくなっている。
主な特徴としては、砲弾に緩焼性の比較的高い多量の火薬を用い、射角45度以下の低い弾道で遠距離射撃ができることである。
また、榴弾砲と違い、目標を直接照準で攻撃できることも大きな特徴である。
弾道が榴弾砲と異なり緩くないことから敵に存在位置が察知されにくい。そのため、しばしばゲリラ戦による砲撃が行われた。例としてはガダルカナル島の戦いにおいてピストル・ジョーと呼ばれた日本軍カノン砲による飛行場ゲリラ砲撃など
さらにスポーツ等の大会でも使用されている事があり王者が誕生したと同時に作動。大量の銀の紙吹雪で王者を祝福する。
関連項目
カルバリン砲
セーカー砲
ニコロ・パガニーニ:音が大きいことから「カノン」と命名したヴァイオリンを使用していた。
『序曲1812年』:ピョートル・チャイコフスキーの作曲した管弦楽曲。演奏にカノン砲を使用する。(録音、もしくはバスドラムで代用されることもある)
『ウェリントンの勝利』:ルードヴィヒ・ファン・ベートーヴェンの交響曲。演奏にカノン砲を使用する。
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カテゴリ: 大砲 | 武器・兵器関連のスタブ
更新日時:2008年8月24日(日)06:45
取得日時:2008/08/28 03:12