カアバ
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Category:イスラム教

カアバ(???? Ka’baまたはKa’aba)は、マッカ(メッカ)のマスジド・ハラームの中心部にある建造物で、イスラーム教イスラーム)における最高の聖地とみなされている聖殿である。マスジド・ハラームの中のカアバ

もとはイスラーム以前(ジャーヒリーヤ)におけるアラブ人の宗教都市であったマッカの中心をなす神殿であったとされ、「カアバ神殿」とも呼ばれる。

「カアバ(カーバ)」とはアラビア語で「立方体」を意味し、形状はその名の通り立方体に近い(縦にやや長い)。
目次

1 歴史

2 信仰

3 形状

4 関連項目

5 カアバ

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歴史預言者ムハンマドとカアバ

カアバの歴史は非常に古く、イスラーム以前の時代にはアラビア人の信仰していた多神教の神々の神殿として使われ、アニミズム時代(イスラームで言う「無明時代」)には、360もの神々の聖像が置かれていた。その中での最高神が「月の神」アラート(アラーフの女性名詞形。アリラト、アルラトとも)であり、月経を司る五穀豊穣の老婆の神であった。イスラーム教が「太陰暦」を採用しているのはこのためである。アラート神の「御神体」は、黒曜石でできており、アニミズム時代は「月からの隕石」と信じられていた。現在は、カアバ神殿の東南角に鄭重にはめ込まれており、ハッジにおいてこの石に触れることができれば大変な幸運がもたらされると、イスラーム世界では信じられている。ハッジはイスラーム成立期のアラビア半島での伝承を色濃く残しており、考古学的にも大変興味深いものである。

ムスリム(イスラーム教徒)の伝承によれば、カアバはそもそも神が人類の祖であるアーダム(アダム)とその妻ハウワー(イヴ)に命じて建設させた聖殿であり、その周囲を回ることは天上の神の玉座とそれを巡る天使たちの地上における再現で、神がアーダムに命じたことであるという(旧約聖書の創世記にはカアバ神殿の記述は無い)。しかし最初のカアバの建物はヌーフ(ノア)の時代の大洪水によって失われたとされている。

イスラーム教の聖典『クルアーン』によると、カアバの場所は大洪水以来その場所がわからなくなっていたが、預言者イブラーヒーム(アブラハム)は神からカアバの場所を教えられた。そして、イブラーヒームは息子のイスマーイール(イシュマエル)とともにカアバを建設した、という(第2章「牝牛」125-127節)。その後、カアバはイスマーイールの子孫であるアラビア人が信仰の中心とする神殿となったが、やがてイブラーヒーム親子の真正な一神教は忘れ去られて多神教の神殿となったとされる。

※旧約聖書によれば、イブラーヒーム(アブラハム)の後継者はイサクであるが、クルーアンによればイスマーイール(イシュマエル)であるとされている。


預言者ムハンマドによる「カアバの黒石」の聖別(14世紀,エディンバラ大学図書館所蔵『集史』「預言者ムハンマド伝」載録の細密画)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen