オービタ、オービター(Orbiter、軌道船)はスペースシャトルの宇宙船本体である。
液体ロケットエンジンSSMEを3機搭載し、オービタ外部に取りつける固体ロケットブースタの推力を合わせて、ロケットのように打ち上げられる。宇宙空間で活動を行った後、大気圏に再突入し、グライダーのように滑空して地上の滑走路に着陸する。完全なリフティングボディでなく、帰還時の滑空に翼による揚力を利用しているため、従来の宇宙船に比べると飛行機に近い形状をしている。胴体前部にキャビンがあり、胴体中央部は貨物室となっている。胴体後尾には液体ロケットエンジンがあり、離床時に使用される。また、垂直尾翼も設置されている。
大気圏内の輸送にはシャトル輸送機(SCA)と呼ばれる専用のボーイング747改造機に搭載される。
ちなみに、ロシア(ソ連)が開発したブランもオービタと呼ばれるが、外見はアメリカのスペースシャトルと比べて多少鋭角的なこと以外ほとんど同じだが、中身はかなり違うため注意が必要である。→詳細はブラン (オービタ)を参照
諸元
全長: 37.2 m
全高: 17.2 m(着陸時)
翼幅: 23.8 m
空虚重量: 約78トン
推力: 178 ton(SSME, 真空中)
燃料 / 酸化剤: 液体水素(LH2) / 液体酸素(LO2)
オービタの名前(運用開始順)
エンタープライズ(Enterprise) - 実験機、宇宙飛行能力を持たない。
コロンビア(Columbia) - 1981年4月12日初飛行。2003年2月1日、大気圏再突入後に空中分解事故で失われた。
チャレンジャー(Challenger) - 1983年4月4日初飛行。1986年1月28日、打ち上げ直後に爆発事故で喪失。
ディスカバリー(Discovery) - 1984年8月30日初飛行。
アトランティス(Atlantis) - 1985年10月3日初飛行。
エンデバー(Endeavour) - 1992年5月7日初飛行。失われたチャレンジャー号の代わりに新たに建造されたオービタ。
このほかに模型のパスファインダー(Pathfinder) もオービタとしてカウントされることがある。
関連項目
スペースシャトル
国際宇宙ステーション
人工衛星
カテゴリ: スペースシャトル
更新日時:2008年8月5日(火)16:06
取得日時:2008/08/17 02:06