オーバーラン (overrun)とは、鉄道車両や飛行機等の乗り物が決められた停止位置を行き過ぎることである(本稿で記述)。転じてコンピュータの分野では、決められたバッファ長を行き過ぎてデータが書き込まれることをバッファオーバーランと呼ぶ。
また、自動車工学の分野では、エンジンが許容回転数を超過する現象をオーバーラン(オーバーレブ)と称する。
目次
1 鉄道におけるオーバーラン
1.1 オーバーランが原因または関係するとされる日本の主な鉄道事故
2 飛行機におけるオーバーラン
2.1 関係する日本の主な航空事故
3 関連項目
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鉄道におけるオーバーランとは、鉄道車両が停止すべき停止線を通過する事である。停止線位置通過(超過)あるいは停止位置不良とも言い、状況によっては事故や運行の遅れの原因となる。オーバーランの原因の多くは、雨や雪など天候条件によるブレーキ機能の低下などといったハード的問題と、運転士の考え事や勘違いによるブレーキ操作のタイミング遅れといった人為的ミスなどのソフト的問題、そしてそれらが複合して引き起こされたものである。
鉄道におけるオーバーランは(規模の大小を問わなければ)ごく日常的な現象であり、小規模であれば報道されることもなく一般に知られることもなかったが、JR福知山線脱線事故では、事故前に発生したとされるオーバーランと事故そのものとの関係がマスメディアによって殊更クローズアップされ、それ以降特に問題視する必要のない程度のオーバーランでも過剰に扱われる傾向にある。なお、同事故の本質的な原因はオーバーランではないとされている(詳細は同事故の項を参照)。
オーバーランが原因または関係するとされる日本の主な鉄道事故
北陸線東岩瀬駅列車正面衝突事故(1913年10月17日)
近鉄奈良線列車暴走追突事故(1948年3月31日)
JR福知山線脱線事故(2005年4月25日)
飛行機におけるオーバーランとは、飛行機が滑走路の終端を行き過ぎて滑走することである。その原因は様々であるが、例えばパイロットが離陸滑走中に何らかの理由で離陸を中断した場合が挙げられる。滑走路は離陸時の不測の事態を想定して、飛行機が離陸決心速度(V1)を越える前に離陸を中断すれば滑走路内で停止できる長さを確保してあるが、パイロットの不適切な判断等によってオーバーランはしばしば発生する。
飛行機においてはオーバーランは損害が発生する場合がほとんどであり、事故とみなされる。死傷者が出る場合も多い。
関係する日本の主な航空事故
全日空機鹿児島空港オーバーラン事故(1966年9月18日)
全日空機宮崎空港オーバーラン事故(1969年10月20日)
全日空機大島空港オーバーラン事故(1977年9月8日)
東亜国内航空機米子空港オーバーラン事故(1988年1月10日)
全日空機下地島オーバーラン事故(2002年6月26日)
関連項目
鉄道事故
航空事故
カテゴリ: 鉄道事故 | 航空事故
更新日時:2008年7月29日(火)14:14
取得日時:2008/10/03 10:24