オートマチック車
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オートマチックトランスミッション (Automatic Transmission:自動変速機)は、自動車オートバイの変速方式の一つで、速度やエンジン回転数に応じ、変速比を自動的に切り替える機能を備えた変速機(トランスミッション)の総称である。ここでは主に自動車用オートマチックトランスミッションについて述べる。
目次

1 概要

2 多段(有段)変速機

2.1 トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション

2.1.1 ATF・ATフルード


2.2 自動制御式マニュアルトランスミッション


3 無段変速機(CVT)

4 オートマチックトランスミッションの歴史

4.1 史上初の全自動変速機「ハイドラマチック」

4.2 トルクコンバータ導入

4.3 ヨーロッパ・日本

4.3.1 日本での展開



5 セレクトレバーのレンジ及び操作上の注意

5.1 レンジの概要

5.2 安全装置

5.3 セレクトレバーの操作方法

5.4 セレクトレバー以外の操作

5.5 レンジ選択の注意点


6 脚注

7 関連項目

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概要

オートマチックトランスミッションには幾つかの方式が存在するが、このうち乗用車で最も普及しているのは動力の断続にトルクコンバータを用いたものに多段変速機と組み合わせたもので、狭義の「オートマチックトランスミッション」はもっぱらこの方式を指し、多くの場合は遊星歯車変速機を用いる。広義には無段変速機(CVT) を用いたもの等も含む。クラッチの操作のみを自動化し手動選択の多段変速機と組み合わせた形式については、完全自動でないという意味でセミオートマチックトランスミッションと呼ばれる。

完全な手動変速機と足踏みクラッチを備えたマニュアルトランスミッション車と異なり、オートマチックトランスミッション搭載車両にはクラッチペダルが存在しない。

日本では「オートマチックトランスミッション」という呼び方が長く煩雑であることから、文章表記ではA/T、ATと略記される事が多い。

口語では、オートマチック、ないしはオートマが普通に通用している。古くはノークラ(ノークラッチペダル=クラッチペダルがないの略)・ノンクラ・トルコンなどと呼ばれた。


多段(有段)変速機


トルクコンバータ式オートマチックトランスミッショントルクコンバータのカットモデル

現在の自動車のオートマチック方式として最も多く使用されているトルクコンバータ式オートマチックトランスミッションは、遊星歯車(プラネタリ・ギア)とトルクコンバータを組み合わせ、これを油圧等で制御し自動的に変速段の切り替えを行う仕組みである。

油圧制御のためトランスミッションの内部には多数の圧力調整バルブがあるが、1980年代まではガバナ機構を利用し機械的にバルブ切り替え、変速制御を行っていた。しかし1980年代後半ソレノイドにより電気的にバルブを駆動するものが登場し、高効率で多彩な機能をもつATが世に出まわるようになった。コンピュータ制御によりアクセルの踏み加減や車両速度など様々な要素を勘案して、変速のタイミングがきめ細やかに設定されている。

過去に販売されていた日本車では前進の変速段数は3段を経て4段が主流だったが、2007年時点で安価な大衆車でも5段や6段が普及しはじめている。輸入車や比較的高級な車種では5段、6段、さらには7段(メルセデス・ベンツの7G-TRONICなど)、8段(レクサスLS)などがある。反対に軽自動車など小型・安価な車種では3段というのもある。変速段数が多いほど変速ショックが少なく、また変速比の細かな制御が出来るため燃費の向上が期待できる反面、部品点数増加による重量及び製造コストが増えるというデメリットがある。一般に4ATや5ATなどと表記された場合の数字部分はこの前進変速段数を表す。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki