エロ本
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エロ本(えろほん)とは、主に性的な娯楽要素を扱う分野の書籍および雑誌である。

性的な娯楽要素としては、ポルノグラフィ文学や官能小説のような文章を主体としたもの、ヌードや挑発的な下着やポーズ、性的興奮を目的とした性行為およびそれに関連するプレイの写真を主体としたもの、アダルト・コミックなどがあり、これらを総合的に含むもの、特定の分野を掘り下げたものなど、様々である。
目次

1 概要

1.1 価値と評価

1.2 入手先


2 コンテンツのタイプ

2.1 小説

2.2 手記

2.3 情報

2.4 知識としての情報

2.5 イラスト

2.6 漫画

2.7 写真


3 出版物の型

3.1 書籍

3.2 雑誌


4 歴史

4.1 明治から戦前まで

4.2 戦後復興期

4.3 昭和後期以降


5 参考文献

6 脚注

7 関連項目

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概要

エロ本は俗語であり明確な定義は存在しないが、大まかにはエロチックな刺激を得られる書籍、雑誌を指す。その需要に対応することを目的に作られた書籍、雑誌と言い換えてもよいが、この両者には多少の差がある。一般的には後者を指すと言っていいだろう。一般の週刊誌であっても巻頭にヌードグラビアが存在するとエロ本と呼ぶ者もいるように、その記載内容により性的に興奮あるいは扇情するかは人それぞれであり、エロ本との呼称は読者側の主観的判断、価値観に基づくものである。

また、例えば少女漫画ではティーンズラブという分野の登場と共に一般の雑誌でも性描写が激しいものが現れ始め、外見的には一般書とエロ本とがほぼ区別できない状況であり境界線判断には難しい部分もあるが、ジャンルによっては成人指定という形で区別されるし、極端なものは非合法である。また、その手の書物を特に扱う出版社があり、そのような出版社の出す本はエロ本と考える、という見方も出来るから、その方向からもある程度は区別できる。


なお、エロ本は主に男性のものとの認識がある。実際、その利用率では男性用が圧倒的と思われるが、女性向けの需要も古くから常に一定の割合で存在した。


価値と評価

エロ本を評価する際の基準の一つに「実用的」かどうかが挙げられる。これはオナニーにおいてそれを参照して利用可能かどうかを意味する。つまり性的な妄想を掻き立てるための役に立つのがエロ本だとの認識といっていいだろう。ズリネタなどと称されることもある。ただし、それを客観的に評価することは難しそうである。

もちろん、創作である以上、それは芸術作品として評価することも可能である。しかし、エロに係わりを持っている時点で純粋に評価されるのが難しい。中には石井隆などエロ本の世界で活躍して高い評価を得た例もある。逆に、普通の世界で評価を得たものが、エロ本に手を染める例もあるが、往々にして偽名を使っている。


入手先

一般の書店
書籍であるから本屋で購入するのが普通である。書籍の内容によっては未成年者への販売・閲覧を禁じているものもあり、これらの書籍はレジ近くの特別なコーナーに区別して置かれたり、ビニール包装を掛けられているものもある。また、それらの販売管理が煩雑になるので、最初からこの種の書籍を置かない書店もあるし、繁華街にある書店では需要に応じて販売コーナーを充実させているものもある。

専門店
一般の書店に置かれる月刊誌などの書籍をバックナンバーを中心に各種取り揃えて販売する専門店がある。月刊誌のため月が変わると新刊としての価値がなくなるので、定価より安く販売していることが多い。1980年代前半には、ビニ本も専門店で扱っていた。また、現在では出版社によらないエロ同人誌というものも存在し、これはまた特殊な店だけが扱っている。

通販
通販でしか買えない、通販を前提に商品開発された写真集やハウツー本などの書籍が存在している。かつてはこれらの極めて特殊性の高い分野の書籍のみが通販されていたが、インターネット上での書籍通販が一般化した現在では、大抵の書籍が通販で購入可能となっている。

成人向け店舗
アダルトグッズやアダルトビデオを扱う店舗において販売されている。一般の書店売りの書籍と比較して、ハウツーモノ、SMモノ、あるいはゲイモノなどやや特殊性の高い書籍も置かれる傾向がある。

自販機
1970年代に自動販売機で販売されたエロ雑誌があり、これを自販機本(じはんきぼん)と称した。自販機本はおおむねB5版厚さ数ミリ程度のものであり、ヌードグラビアと記事から構成されていた。これは特殊な販路で扱われ、通常の書店では扱われなかった。手軽に買え一般紙には出ないヌードモデルも多かったため、一時、人気となりかけたが、自販機での出版物販売に対して地方自治体などが規制を強化したことにより、自販機本は縮小、衰退の道を辿った。なお、店の外側に自販機を置き営業時間外でも雑誌を買えるようにしている書店もあるが、店頭売りの雑誌を単に自販機に収容しただけであり、これらは自販機本とはいわない。

その他
青少年が書店で購入するには恥ずかしいことに加え、未成年者への販売が禁じられていることもあるので、容易に入手できない。最初にこの手の物件を入手する先としては「親、兄弟から貰う」「友人間で回し読みする」などに加え、「捨ててあったのを拾う」というのが結構ポピュラーである。この手のものは購入するのも恥ずかしいが、捨てるのも恥ずかしく、捨てた人間が特定しやすい通常のゴミ捨て経路には出し難い。そこで人気のないところに捨てる場合がままある。それをこれまた人目のない時に拾って帰る訳である。ただし、未成年に見せられないものでもあり、嫌悪感を持たれる場合もあるだけに、捨てるのを確認された場合、単に不法投棄なだけでなく、迷惑条例などに引っ掛かる可能性がある[1]



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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki