エレベーター(エレベータとも、英:elevator)は飛行機の操縦に用いる動翼の一つ。日本語では昇降舵(しょうこうだ)と呼ばれる。
機体の左右軸を中心とした動きを制御し機首上げ、機首下げの姿勢にするために使う。主翼と尾翼を備えた一般的な形状の飛行機では、水平尾翼後部の動翼がエレベーターになる。
機首の上げ方
操縦輪を引くか、操縦桿を手前に倒す。
エレベーターの後縁側が上がり、尾翼に生じている下向き揚力が増加する。
重心まわりのモーメントを考えると、尾部が下がり、機首が上がる。
旅客機などの大型機では水平尾翼後部のみが稼動するタイプが一般的だが、小型飛行機や戦闘機などでは水平尾翼全体が稼働する全遊動式(オールフライングテール/all flying tail)と呼ばれるタイプが一般的である。これはスタビライザー(水平安定板/stabilizer)とエレベーターを兼ねることから、スタビレーター(stabilator)とも呼ばれ、左右の舵を逆に動かすことでバンク(横転)の際にエルロンと併用されることも多い。通常の方式では音速付近で舵の効きが悪化するため、それ以上の速度で飛行する飛行機、特に戦闘機の多くはこの方式を採ることで対処している。
デルタ翼機など、構造上水平尾翼のない飛行機では、主翼にエレベーターとエルロン(aileron)の機能を兼ね備えたエレボン(elevon)と呼ばれる動翼を有する。これは左右の動翼を同一の方向に動かすことでエレベーターとして、逆の方向に動かすことでエルロンとして機能する。カナード付デルタ翼機など、他の昇降舵機構を有しているタイプでも併用されている場合が多い。
また、一部の飛行機ではラダー(rudder)とエレベーターの機能を兼ね備えたラダーベーター(ruddervator)と呼ばれる動翼を有する。水平・垂直尾翼を兼ねるため、形状としては上半角の付いたV字型の尾翼となる。操縦性に欠ける反面、安定性が高く抗力も少ないため、グライダーなどで使用されている。このような斜め尾翼はレーダー対策としても有効なため、F-117など一部のステルス機でも採用されている。
この「エレベーター (航空機)」は、航空に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています(航空CP/航空PJ)。
カテゴリ: 航空工学 | 航空機の構成要素 | 航空スタブ
更新日時:2008年7月20日(日)17:22
取得日時:2008/07/26 06:51