エクソンモービル コーポレーション(Exxon Mobil Corporation, NYSE: ⇒XOM)は、アメリカ合衆国テキサス州を本拠地とする世界最大の民間石油会社。ダラスとフォートワースの中間に位置する郊外都市アービングに本社を置いている。その前身であるエクソンとモービルはともに1970年代までは「セブン・シスターズ」と呼ばれる国際石油資本(メジャー)の1つであった。現在でもスーパーメジャーと呼ばれる6大石油会社の1つに名を連ねている。
エクソンモービルはエネルギー資源の探鉱・開発から輸入、精製・生産、物流、そして販売に至るまでの一貫した操業体制を取っている。日本でも「エッソ」・「ゼネラル」・「モービル」のブランドでガソリンスタンドを展開している。
2006年末現在の証券取引委員会(SEC = U.S. Securities and Exchange Commission)基準の保有埋蔵量は原油換算で228.3億バレル(うち石油は115.7億バレル)、2006年の生産量は原油換算で423.7万バレル/日(うち石油は268.1万バレル/日)。いずれも、サウジアラムコなどの国営石油会社を除く民間石油会社のトップにランクされる。世界200カ国以上で事業展開をしている。
米経済誌フォーブスが2007年3月29日に発表した売上高、利益、資産、時価総額の4つの要素を基に決めているThe Forbes Global 2000(世界優良企業2000社番付)2007年版では全業種通算で世界第7位にランキングされている。
目次
1 沿革
2 商標
3 日本における事業活動
3.1 エクソンモービル有限会社の沿革
3.2 関係企業
3.3 CM
4 外部リンク
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沿革
1911年5月15日 - アメリカ連邦最高裁の決定によるスタンダード・オイルの分割により、エクソンとモービルの前身会社がそれぞれ独立。
スタンダード・オイル・オブ・ニュージャージー (Standard Oil Company of New Jersey) - エクソンの前身。通称「ジャージー・スタンダード (Jersey Standard)」。
スタンダード・オイル・オブ・ニューヨーク (Standard Oil Company of New York) - モービルの前身。通称「ソコニー (Socony)」。
1931年7月30日 - ソコニーとバキューム・オイル (Vacuum Oil) が合併し、ソコニー・バキューム (Socony-Vacuum) が発足。
1933年9月7日 - ジャージー・スタンダードとソコニー・バキュームが東アフリカからニュージーランドまでの地域の販売網を統合し、合弁会社スタンダード・バキューム・オイル(Standard-Vacuum Oil、通称 スタンバック:Stanvac)を設立。
1955年4月29日 - ソコニー・バキュームがソコニー・モービル・オイル (Socony Mobil Oil) に社名変更。
1962年4月1日 - スタンダード・バキューム・オイル解散。
1966年5月18日 - ソコニー・モービル・オイルがモービル・オイル (Mobil Oil) に社名変更。
1972年11月1日 - ジャージー・スタンダードがエクソン・コーポレーション (Exxon Corporation) に社名変更。
1975年6月18日 - モービル・オイルがモービル・コーポレーション (Mobil Corporation) に社名変更。
1989年3月24日 - エクソン保有のタンカー「エクソン・ヴァルディーズ」がアラスカで約42000kLの原油流出事故を起こす。
1999年11月30日 - エクソンとモービルが合併し、エクソンモービルコーポレーション (Exxon Mobil Corporation) が発足。
商標
エッソ (Esso)
地球を表す楕円形の中に「Esso」(Eastern States Standard Oil の頭文字)の文字が入る。ペットマークは虎で、「エッソタイガー」と呼ばれる。このほか、オリジナルキャラクターとしてオイルのしずくをかたどった「ドロップボーイ」(エッソボーイ/和名:いってきくん)と「ドロップガール」(エッソガール/和名:しずくちゃん)がある。「Esso」はスタンダード・オイル・トラストが解体された後誕生したスタンダード・オイル・ニュージャージー(のちのエクソン社)の商標であり、米国東部州のスタンダード・オイルという意味だが、分割後のスタンダード・オイル各社に当たられた商標「SO」と混合するとされて、現在米国では使用されず、代わりに社名にもなった「EXXON」を使用している。全米で「Esso」商標が使用できなくなったため、代わりにエナジーコーポレーションを示す「Enco」に改名し、続いて全世界の商標を「Enco」に切り替える計画を立てたが、日本支社からの「Enco(エンコ)は日本ではエンジントラブルを意味する俗語である」という意見により使用を取りやめ、「EXXON」に変更した。当初日本法人もエクソンを名乗る予定であったが、「クソ」という部分が不快に感じるとの配慮から、エッソを商標名とし続けた。なお「Esso」の商号は、日本では戦前に航空機用潤滑油として一部で使用されてきたが、1961年スタンバック社の解体でエッソスタンダード石油が設立された時より本格的に使用された。
モービル (Mobil)
元来はスタンダード・オイル・トラストの解体時に独立した、ヴァキューム・オイル社が開発した航空機用潤滑油の商標。