界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 ⇒Magnoliopsida
目:バラ目 ⇒Rosales
科:バラ科 ⇒Rosaceae
属:サクラ属 ⇒Prunus
種:ウメ P. mume
学名
Prunus mume (Sieb.) Sieb. et Zucc.
和名
ウメ(梅)
英名
Ume
ウメ(梅、学名:Prunus mume)は、バラ科サクラ属の落葉高木、またはその果実のこと。
目次
1 特徴
2 収穫量
3 薬効と毒性
4 別名
5 梅をシンボルとする国・地域
5.1 梅を国花とする国
5.2 梅を県花もしくは県木とする日本の都道府県
5.3 梅をシンボルとする日本の市町村・特別区
5.4 梅をシンボルとする日本の行政区
5.5 梅をシンボルとする日本国外の自治体
6 日本の梅の名所
7 ウメにまつわる言葉等
8 花言葉
9 関連項目
10 外部リンク
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中国の長江流域が原産で、日本には8世紀半ばに渡来した。日本の気候に馴染んでいないため、冬の終わりから春先にあたる2月中旬から3月初頭くらいという、花粉を媒介する虫の少ない時期に花をつける。アンズの近縁種であり、容易に交雑する。野梅系の果実は小型であり、果実を利用する豊後系ではアンズとの交雑により大型化している。ただし、完熟しても果肉に甘味を生じることはない。
花芽はモモと異なり、一節につき1個となるため、モモに比べ、開花時の華やかな印象は薄い。毎年2〜4月に5枚の花弁のある1〜3cmほどの花を葉に先立って咲かせる。花の色は白、またはピンク〜赤。葉は互生で先がとがった卵形で、周囲が鋸歯状。果実は2〜3cmのほぼ球形の核果でみの片側に浅い溝がある。6月頃に黄色く熟す。七十二候の芒種末候には梅子黄(梅の実が黄ばんで熟す)、とある。梅には300種以上の品種があり、野梅系、紅梅系、豊後系の3系統に分類される。梅の実を採るのは主に豊後系である。
江戸時代以降、花見といえばサクラということになっている。平安時代以前は「花」といえば梅を指すことが多かったが、平安時代からの和歌などで単に「花」とあった場合、多くは桜のことである。
ウメの語源は中国語の「梅」(マイあるいはメイ)といわれる。伝来当時の日本人は、鼻音の前に軽い鼻音を重ねていた(現在も東北方言などにその名残りがある)ため、meを/mme/(ンメ)のように発音していた。これが「ムメ」のように表記され、さらに読まれることで/mume/となり/ume/へと転訛する。一方で、今も「ンメ」のように発音する方言もまた残っている。
ただし/ume/が先にあって、唇音の/u/が次にくる唇音の/m/に同化する音韻過程により/mme/へと変化したとする説も存在する。他にも幾つかの異説があり、現在のところ、どれもまだ定説となるに至っていない。
2005年度
全国1位 和歌山県 全国シェア56%(69,300t)
全国2位 群馬県 全国シェア7%(8,260t)
全国3位 奈良県 全国シェア2%(2,870t)
花を観賞するほか、果実を梅干し、梅酢や梅酒にする。クエン酸をはじめとする有機酸などを多く含み、健康食品として人気が高い。
漢方薬では薫蒸して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるとされる。