?ウサギ目(重歯目) Lagomorpha
野生のウサギ科(種不明)
分類
界:動物界 ⇒Animalia
門:脊索動物門 ⇒Chordata
亜門:脊椎動物亜門 ⇒Vertebrata
綱:哺乳綱 ⇒Mammalia
上目:真主齧上目 ⇒Euarchontoglires
目:ウサギ目 ⇒Lagomorpha
学名
Lagomorpha ⇒Brandt, 1855
科
ウサギ科
ナキウサギ科
プロラグス科(絶滅)
ウサギ目(ウサギもく) Lagomorpha は、脊椎動物亜門哺乳綱に属する生物の分類群。
Lagomorphaとはギリシャ語で「ウサギ型」を意味する「(λαγο? (lagos) + μορφ? (morph?)」からきている。つまり、「ウサギ目」は(たとえばネコ目などと違い)1980年代以前から使われている翻訳語である(ただし古くは兎目と書くこともあった)。
ネズミ目(齧歯目)と近縁で、頭骨の形態がよく似ている。ネズミ目同様、一生伸び続ける切歯を持つ。そのため、かつては「ウサギ亜目」として齧歯目の下位グループとされていたが、現在は独立している。ネズミ目と合わせた、かつての齧歯目にあたるタクソンは、現在はグリレスと呼ばれる。
重歯目(じゅうしもく、Duplicidentata)ともいい、切歯が2対あることから来ている。これに対し、ネズミ目は切歯が1対なので単歯目 (Simplicidentata) という。ただし厳密には、原始的な絶滅重歯目であるミモトナはウサギ目に含めないので、重歯目とウサギ目は(また同じように単歯目と齧歯目は)異なる。
目次
1 分布
2 種類
3 下位分類
4 ラビットとヘア
5 日本在来種
6 画像
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北半球を中心に、南極大陸や離島を除く世界中の陸地に分布している。オーストラリア大陸やマダガスカル島には元々は生息していなかった。
ウサギ目にはウサギ科とナキウサギ科の2科が現生するが、一般に身近な「ウサギ」はウサギ科のものである。ナキウサギ科のウサギ=ナキウサギは耳が小さく丸く、一見すると尻尾のないネズミのように見える。
広く飼養されているカイウサギは、ヨーロッパアナウサギを家畜化したものである。本来日本にはアナウサギ属は分布しなかったが、近年はカイウサギの野生化が認められる。白い体毛と赤い目を持つ「ジャパニーズホワイト」は、日本で作られたアナウサギの一品種。
下位分類
ウサギ科 Leporidae
アカウサギ属 Pronolagus - ランドアカウサギなど
アナウサギ属 Oryctolagus - ヨーロッパアナウサギなど
アマミノクロウサギ属 Pentalagus - アマミノクロウサギのみ
アラゲウサギ属 Caprolagus - アラゲウサギのみ
ウガンダクサウサギ属 Poelagus - ウガンダクサウサギのみ
スマトラウサギ属 Nesolagus - スマトラウサギのみ
ノウサギ属 Lepus - ニホンノウサギ、ユキウサギなど
ピグミーウサギ属 Brachylagus - ピグミーウサギのみ
ブッシュマンウサギ属 Bunolagus - ブッシュマンウサギのみ
メキシコウサギ属 Romerolagus - メキシコウサギのみ
ワタオウサギ属 Sylvilagus - ワタオウサギなど
ナキウサギ科 Ochotonidae
ナキウサギ属 Ochotona - キタナキウサギなど
英語では、ウサギ科は、アナウサギ属に似た中心とするラビット (rabbit) と、ノウサギ属に似た中心とするヘア (hare) に呼び分けられる。ナキウサギ科はまた別で、ピカまたはパイカ (pika) という。家畜化されたカイウサギは、アナウサギ属 (rabbit) である。
属で分けると次のようになる。
rabbit - アナウサギ属、アマミノクロウサギ属、ウガンダクサウサギ属、スマトラウサギ属、ピグミーウサギ属、ブッシュマンウサギ属、メキシコウサギ属、ワタオウサギ属
hare - ノウサギ属、アカウサギ属、アラゲウサギ属
pika - ナキウサギ属
日本の在来種・在来亜種は次のとおり。
ニホンノウサギ Lepus brachyurus - 亜種トウホクノウサギ、キュウシュウノウサギ、サドノウサギ、オキノウサギ
ユキウサギ Lepus timidus - 亜種エゾユキウサギ
アマミノクロウサギ Pentalagus furnessi (絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト))
キタナキウサギ Ochotona hyperborea - 亜種エゾナキウサギ (絶滅のおそれのある地域個体群(環境省レッドリスト))