イランの歴史はイラン高原の古代文明から現在のイラン・イスラーム共和国に至るまで数千年に及ぶ。こうした中でさまざまな王朝が興亡を繰り返し、イラン高原のみを領域としたものもあれば、アッバース朝やモンゴル帝国のような巨大な王朝もあった。したがって「イランの歴史」を現在のイラン・イスラーム共和国領域に限定した地域史として記述するのはほとんど不可能である。本項ではイラン高原を支配した諸勢力の歴史を中心に、その周辺域、特にマーワラーアンナフル、ホラーサーン地方、アゼルバイジャン地方を含めた歴史的イラン世界の歴史を叙述する。
イランの歴史
ジーロフト
エラム
マンナエ
メディア王国
ペルシア帝国
アケメネス朝
セレウコス朝
アルシャク朝
サーサーン朝
イスラームの征服
ウマイヤ朝
アッバース朝
ターヒル朝
サッファール朝
サーマーン朝
ズィヤール朝
ブワイフ朝ガズナ朝
セルジューク朝
ホラズム・シャー朝
イルハン朝
ムザッファル朝ティムール朝
黒羊朝白羊朝
サファヴィー朝
アフシャール朝
ザンド朝
ガージャール朝
パフラヴィー朝
イスラーム共和国
目次
1 先史時代
2 歴史時代の始まり
2.1 エラム
2.2 アーリア人の到来
2.3 ペルシアとイラン
3 諸王の王
3.1 ハカーマニシュ朝とその時代
3.2 ヘレニズムとイラン世界
3.3 伝統回帰とサーサーン朝
4 イランのイスラーム世界化
4.1 イスラーム到来
4.2 文芸復興とイラン系諸王朝の時代
4.3 テュルク族の参入と黄金時代
5 トルコマーンと東方イスラーム世界
5.1 セルジューク朝の分裂とホラズム・シャー朝
5.2 モンゴル帝国下のイラン
5.3 ティムールの大帝国と東西並立
5.4 イスファハーンは世界の半分―サファヴィー朝
5.5 近代イランへの道―ガージャール朝
6 現代イランの光と蔭
6.1 立憲革命とパフラヴィー朝の成立
6.2 イラン皇帝とアメリカ合衆国