イスラーム法
主な法概念
クルアーン ? シャリーア
ハディース ? スンナ
イジュマー ? キヤース
イジュティハード
シューラー ? イフティラーフ
アクル ? ラーイ ? フィトナ
ズィンミー? フィクフ
マズハブ
主な法学者
アブー・ハニーファ
イブン・ハンバル
イブン・タイミーヤ
マーリク・イブン・アナス
シャーフィイー
ジャアファル・サーディク
主な法学派
ハンバル学派
シャーフィイー学派
マーリク学派
ハナフィー学派
ジャアファル法学派
イジュティハード(アラビア語:??????、英語表記ijtihad)とは、イスラーム法の専門用語のことをさす。クルアーンやスンナといった法源の独立した解釈をすることによって合法的な決定をする。反対語は、タクリード(英語表記taqlid, ⇒en:taqlid))であり、アラビア語で模倣を意味する。また、イジュティハードを用いる人のことをムジュタヒド(英語表記mujtahid)と呼び、伝統的にイスラーム法学者がなる。
目次
1 語源
2 スンナ派におけるイジュティハード
2.1 ハナフィー法学派の視点--イジュティハードの門は閉じられた
2.2 ハンバル法学派の視点--イジュティハードの門は閉じられていない
3 12イマーム派におけるイジュティハード
4 現代におけるイジュティハード
4.1 エジプト
4.2 イラン
4.3 非イスラーム世界
5 参考項目
6 参考文献
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語源は、アラビア語動詞で「なんらかの努力をする」を意味するjahadaのj-h-dを語根とする。ジハードも同語根である。Tが挿入されているのは、イジュティハードが動詞ジャハダの第8形から来ているからである。動詞第8形は、「自身で格闘する」ことを指し、あたかも深考のようである。イジュティハードは、法的な理論体系であり、マズハブと呼ばれる伝統的な法学には依存していない。
スンナ派におけるイジュティハード この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。
イスラーム草創期、イジュティハードは、一般的に、法の実践という形で用いられており、また、カラーム(kalam、( ⇒en:kalam)イスラームにおける思弁神学一般を指す)の哲学に基づいて、宗教の差別なく用いられた。少しずつだが、いくつかの理由のために、実践から用いられなくなった。ガザーリーがもっとも特筆すべき法学者である。注 アシュアリー法学派とはアシュアリーを祖とするイスラム神学の一派。マートゥリーディーを祖とするマートゥリーディー派と並んでスンナ派神学を代表する。その特徴は、理性的思弁(カラーム)によって正統的信条を弁証することにある。もっぱらクルアーンやハディースの引用に依拠して思弁を排する保守的なハンバル法学派と、合理主義的立場からそれと異なる信条を採るムータジラ派との中間に位置する。それだけに双方から攻撃を受けた。とくにシリアやバグダードなどでは、ハンバル派の影響が強く、また時には親ムータジラ派的、ないしはそれに接近するシーア派政権によって迫害されたりして、スンナ派神学として現実に受け入れられるまでには長い時間を要した。この派の歴史についてはまだ不明な点が多いが、バーキッラーニー、バグダーディー、イマーム・アルハラマイン、ガザーリー、ラージー、イージーなどの学者が有名である)である ⇒[1]。
ガザーリーの論理とは、いわゆる「イジュティハードの門は閉じられた」という論理である。この論理は10世紀に端緒がある。この世紀の前後には、主なハディースの収集が完了した。この論理を端的に説明するならば、「今後はすでに確立された法体系とその解釈の伝統を守るべきで、新たな法解釈は認められないという[1]」論理になる。
ハンバル法学派の視点--イジュティハードの門は閉じられていない
一方、ガザーリーの論理に対して真っ向に反対する論理を提示したのが、ハンバル法学派に所属するイブン=タイミーヤである。イブン=タイミーヤが活躍した舞台はフレグ・ウルスとマムルーク朝が対峙したシリアとエジプトである。