アルファ崩壊 (Alpha decay) は、アルファ壊変ともいい、原子核の放射壊変の一種。 ある原子核がアルファ粒子(陽子2つ、中性子2つの、いわばヘリウム原子核)を放出し、原子番号と中性子数が2減る(すなわち、質量数が4減る)ことをいう。
例えば次のような壊変の事を指す
これはより一般的には次のように記述される。
アルファ粒子はヘリウムの原子核でもあり、質量数や中性子数の減少はヘリウム原子核分と等しい。アルファ崩壊は一つの原子が二つの原子へと分かれる核分裂反応ととらえることもできる。
なお、崩壊の際にアルファ粒子は原子核内で働く核力(強い力)を振り切り、上回るだけのエネルギーを持つわけではない。アルファ崩壊はトンネル効果によりアルファ粒子がエネルギーの壁を通り抜け、原子核から飛び出すことにより起きている。原子核外へは強い力が及ばず、さらに原子核とアルファ粒子の間には電磁気力による斥力が働いているため、一度外へ出たアルファ粒子はそのまま原子の外へ高速で飛び出すことになる。
表・話・編・歴核反応
放射性崩壊アルファ崩壊 ? ベータ崩壊 ? ガンマ崩壊 ? クラスタ崩壊 ? 二重ベータ崩壊 ? 二重電子捕獲 ? 内部転換 ? 異性体転移 ? 自発核分裂
その他の過程放出過程: 中性子放出 ? 陽電子放出 ? 陽子放出
捕獲: 電子捕獲 ? 中性子捕獲
星の元素合成pp連鎖 ? CNOサイクル ? α反応 ? トリプルα ? 炭素燃焼 ? Ne燃焼 ? O燃焼 ? Si燃焼 ? R過程 ? S過程 ? P過程 ? Rp過程
カテゴリ: 素粒子物理学 | 原子核物理学
更新日時:2008年6月20日(金)00:24
取得日時:2008/07/09 10:42