アムステルダムの防塞線
(オランダ)
防塞線の配置
(英名)Defence Line of Amsterdam
(仏名)Ligne de defense d'Amsterdam
登録区分文化遺産
登録基準文化遺産(2), (4), (5)
登録年1996年
拡張年
備考
公式サイト ⇒ユネスコ本部(英語)
地図
世界遺産テンプレートを使用しています
アムステルダムの防塞線(アムステルダムのぼうさいせん)は、オランダにある世界遺産登録物件の一つ。42の要塞が配置された全長135キロに及ぶ堤防で、各要塞はアムステルダム中心部から10 - 15kmに位置しており、戦時には防衛の為に低地部が容易に冠水するように設計されていた。冠水時の水深は30cm程度で、ボートが使えないように配慮されていた。また、防塞線の1km以内の建造物は、可燃性や可動性を考慮されて木製だった。
アムステルダムの防塞線は1880年から1914年に建造された。しかし、完成するや、飛行機と戦車の実戦投入が始まり、要塞は意味を成さなくなった。要塞の多くは、現在、市議会の管理下にあるが、観光は可能である。史跡記念日(9月第2土曜日)は入場無料なので、観光に適している。
目次
1 機能
2 建造
3 運営
4 防塞線の42の要塞
4.1 北部前線
4.2 北西部前線
4.3 西部前線
4.4 南西部前線
4.5 南部前線
4.6 南東部前線
4.7 Zuiderzeefront
5 世界遺産
5.1 登録基準
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アムステルダムの防塞線は、まず何よりも防衛的な「ウォーター・ライン」(waterlinie) であった。敵の攻撃の際には、最後の本丸といえたアムステルダム周辺の大通りが水没し、敵の前進を妨げるのである。
要塞は水没する通りを横切る道路、線路、堤防上に建造された。そういう場所は水没を免れるので、結果として敵の邀撃が可能になると考えられていたのだ。
防塞線建造のための法律は、1874年に成立した。建造の準備を進める中で、近代兵器の技術進歩の結果、様式が既に時代遅れとなっていることが明らかになった。ブリザンス・グレネードの発明によって、要塞の建材を石からコンクリートへと転換する必要が生じたのである。しかし、当時のオランダにはコンクリート建築の十分なノウ・ハウが蓄積されていなかったため、当時手に入りうる最重の砲弾を使ってコンクリート建造物を砲撃する大規模な実験が挙行された。要塞を建造する際に、地盤が砂状だった場所については、建設に先だって十分な地盤固めをする必要が生じ、更なる遅滞を招いた。やっと起工できたのは、法案成立から20年以上を経た1897年のことであった。
アムステルダムの防塞線は実戦で使われることがないまま、第一次世界大戦での航空機の投入によって、時代遅れのものとなってしまった。しかしそれでも、1963年までは、実戦での使用が可能なように手入れがなされていたのである。
すでに防塞線の機能を損ねるような道路の建造などが行われたこともあり、将来にわたってこの防塞線が機能することはなくなってしまった。
北部前線
Fort bij Edam
Fort bij Kwadijk
Fort benoorden Purmerend
Fort aan de Nekkerweg
Fort aan de Middenweg
Fort aan de Jisperweg
Fort bij Spijkerboor
北西部前線
Fort bij Markenbinnen
Fort bij Krommeniedijk
Fort aan den Ham
Fort bij Veldhuis
Fort aan de St. Aagtendijk
Fort Zuidwijkermeer
Fort bij Velsen
Fort bij IJmuiden
西部前線
Fort Benoorden Spaarndam
Fort Bezuiden Spaarndam
Fort bij Penningsveer
Fort bij de Liebrug
Fort aan de Liede
南西部前線
Fort bij Vijfhuizen
Fort bij Hoofddorp
Fort bij Aalsmeer
南部前線
Fort bij Kudelstaart
Fort de Kwakel
Fort aan de Drecht
Fort bij Uithoorn
Fort bij Waver-Amstel
Fort in de Botshol
Fort aan de Winkel
南東部前線
Fort bij Abcoude
Fort bij Nigtevecht
Fort bij Hinderdam
Fort Uitermeer
Vesting Weesp
Zuiderzeefront
Fort Pampus
Diemerdam
"Werk aan het IJ voor Durgerdam" (Vuurtoreneiland)