アマルガム修復
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アマルガム修復(アマルガムしゅうふく)とは、の修復に際して、修復材料にアマルガムを用いる修復法の事。近年日本では水銀の害の問題が大きいためあまり使用されていないが、安価であることから使用している国は多い。アマルガムが歯科修復材料として使われだしたのは1826年フランスといわれる。
目次

1 種類

1.1 形状による分類

1.2 組成による分類

1.2.1 従来型アマルガム

1.2.1.1 無亜鉛型アマルガム


1.2.2 高銅型アマルガム

1.2.2.1 混合型

1.2.2.2 単一相型




2 長所

3 短所

4 適応

5 手順

5.1 窩洞の形成

5.2 隔壁の作製

5.3 練和

5.4 充填

5.5 バニッシング

5.6 隔壁の撤去

5.7 彫刻

5.8 咬合調整

5.9 完全硬化待ち

5.10 研磨


6 関連項目

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種類

銅アマルガムと、銀スズアマルガムがある。銅アマルガムは水銀の合金に少量のが添加されている。銅の殺菌性などにより活用されていたが、銅や水銀の溶出などの問題があり、現在は使用されていない。

現在使用されているのは、銀スズアマルガムで、銀と錫の合金に銅や亜鉛を添加した粉末を、水銀で練ったものである。下記は銀スズアマルガムの分類である。


形状による分類

金属粉末の形状により、三種類に分けられる。

削片状アマルガム

球状アマルガム

混合型アマルガム


組成による分類

金属粉末の組成により、大きく二種類に分けられる。


従来型アマルガム

練和により

Ag・Sn+Hg→Ag・Sn(γ相:未反応合金)+Ag・Hg(γ1相)+Sn・Hg(γ2相)

という反応によってアマルガムができる。γ2相は、う蝕に弱く、機械的性質も悪い。これが従来型アマルガムの弱点となっている。


無亜鉛型アマルガム

従来型アマルガムと比較して亜鉛が存在しないこと以外に違いはない。亜鉛は元々合金作製時の酸化防止などのメリットはあるが、窩洞に充填後は異常膨張を引き起こす原因となるため、通常の従来型アマルガムでは安定性が低下してしまう。無亜鉛型アマルガムは亜鉛を抜くことで安定性を確保した。


高銅型アマルガム


混合型


単一相型


長所

安価であること。

操作が容易である。

歯髄刺激性が無い。

機械的性質(圧縮強さ、引っ張り強さ、曲げ強さ、硬度等)が強い。


短所

水銀の毒性問題。

審美性が低い。

熱伝導率が高い

歯質接着性がない。

咬合力による塑性変形が生じる

唾液の電解質による腐食が発生する


適応

ほぼ全ての窩洞に適用できるが、審美性が低いため通常前歯では用いない(ただし、裏側には用いられることがある。)。I級窩洞が最も適応する。ただし、I級窩洞でも範囲が広い場合はメタルインレー等を用いた方がよいと言われている。


手順

窩洞形成→隔壁の作製→練和→充填→バニッシング→隔壁の撤去→彫刻→咬合調整→(完全硬化待ち)→研磨

の順で行う。


窩洞の形成

注意すべき点として

抵抗形態

辺縁厚さを90°に近くするため、咬合面と隣接面の移行部ではリバースカーブを取らせる。


保持形態

箱形乃至内開き型とする。

鳩尾型等の形態で強化。


窩縁形態

窩縁斜面は作らない。

等がある。


隔壁の作製

II級窩洞や場合によってはI級窩洞においても、マトリックスバンド等で隔壁を用意し、固定する。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki