アマデウス
Amadeus
監督ミロシュ・フォアマン
製作総指揮マイケル・ハウスマン
ベルティル・オルソン
製作ソウル・ゼインツ
脚本ピーター・シェーファー
出演者F・マーリー・エイブラハム
トム・ハルス
音楽ジョン・ストラウス
撮影ミロスラフ・オンドリチェク
編集マイケル・チャンドラー 他
配給ワーナー・ブラザース
松竹富士
公開1984年9月19日
1985年2月16日
上映時間160分
製作国アメリカ
言語英語
制作費$18,000,000
⇒allcinema
⇒IMDb
表・話・編・歴
『アマデウス』(Amadeus )は1984年に制作された映画。ブロードウェイで好評を博した舞台『アマデウス』の映画化である。F・マーリー・エイブラハム演じるアントニオ・サリエリを中心として、トム・ハルス演じるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの物語を描く。
映画版『アマデウス』は、アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、脚色賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、音響賞の8部門を受賞した。ほかにも英国アカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞4部門、ロサンゼルス映画批評家協会賞4部門、日本アカデミー賞外国作品賞などを受賞している。
日本での公開は1985年2月。2002年に20分のカット場面を復元し、デジタル音声の付いた「ディレクターズ・カット」も公開されている。
目次
1 作品概要
2 スタッフ
3 キャスト
4 日本語吹替版
4.1 スペシャルコレクションLD-BOX
4.2 1986年10月12日 テレビ朝日・日曜洋画劇場
5 関連項目
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モーツァルトの才能を妬み殺害した、と語る年老いたサリエリの回想というスタイルをとっている。
舞台版では再現不可能なプラハでのロケシーンや、オペラ『後宮からの誘拐』『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『魔笛』のハイライト・シーンが挿入されるなど、映画版ならではの見どころも多い。劇中、本来ドイツ語によるオペラ『後宮からの誘拐』と『魔笛』は、脚本のピーター・シェーファー自身が訳した英語の訳詞によって歌われた。オペラの上演シーンの撮影に使われたプラハのスタヴォフスケー劇場(別名:エステート劇場、あるいはティル劇場。当時はノスティッツ劇場と呼ばれていた)は、実際にモーツァルト自身の指揮で『ドン・ジョヴァンニ』の初演が行われた劇場である。
モーツァルト役のトム・ハルスはピアノを猛特訓し、劇中の多くの場面で代役や吹替え無しでピアノを弾いている。指揮法についてもネヴィル・マリナーのトレーニングを受け、マリナー曰く「たぶん彼が音楽映画の中で最もちゃんとした指揮をしていると思う」とまで言わしめた。
モーツァルトの第一人者という事で参加を依頼されたマリナーは、「モーツァルトの原曲を変更しない事」を条件に音楽監修を引き受けた。しかし実際には『グラン・パルティータ』が抜粋で演奏され、ドイツ語のオペラは英訳され、仮面舞踏会の場面でモーツァルト作の軍歌「我は皇帝たらんもの」が歌詞無しで演奏されるなどの改変が行われている。
また、当時の演奏様式や史実に反する考証も見られる。『フィガロの結婚』の上演でステージに上がった登場人物の人数、オーケストラの第1ヴァイオリンの向かいに第2ヴァイオリンではなくチェロが来る現代的配置、トリルの付け方や音楽用語などである。「完全版」で復元された場面の一つ、サリエリの声楽レッスンの場面でジョルダーニの「カロ・ミオ・ベン」が歌われている。曲自体は1782年頃の成立とされ、バロック的な装飾を付けて歌われてもいるが、弾かれている編曲は19世紀末に出版されたものである。
加えて古来のモーツァルトの人間像を一変させるような性格付けがされているので、モーツァルト愛好家の多くがマリナーに抗議文を送り付けるという事態になった。
一方、謁見の場面で弾かれるサリエリの行進曲は、「モーツァルトの有名曲にうまく繋がる事」を条件に、イギリスの音楽学の権威レイモンド・レッパードに依頼して探し出された、真のサリエリ作品である。
屋内撮影の数シーンに蝋燭の照明がメインに使われている。撮影監督のオンドリチェクは当初この撮影のため、『バリー・リンドン』での蝋燭照明のみによる撮影に用いられたツァイス製の衛星写真用レンズを、スタンリー・キューブリックから借りようとしたが、断られた。