アマチュア無線の周波数帯
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この項目は特に記述がない限り、日本国内の法令について解説しています。また最新の法令改正を反映していない場合があります。ご自身が現実に遭遇した事件については法律関連の専門家にご相談ください。免責事項もお読みください。

アマチュア無線の周波数帯は、アマチュアバンドやハムバンドとも呼ばれ、アマチュア無線用に割り当てられた周波数帯を言う。
目次

1 アマチュアバンドの割り当てとその特徴

2 日本におけるアマチュアバンドの運用と規則

3 関連

4 外部リンク

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アマチュアバンドの割り当てとその特徴

アマチュアバンドは、電波全体の中で広い周波数範囲に多数に分かれて割り当てられており、それぞれの周波数帯において電波伝播の特徴が異なる。それぞれのアマチュアバンドは、運用周波数の上限および下限が定められており、その周波数帯域の波長に対応したバンド名でも呼ばれる。例えば、50MHz帯を6mバンド、7MHz帯を40mバンドと呼ぶ。 以下、各アマチュアバンド毎に、その伝播などの特徴を説明する。

ここでは、日本で利用できるアマチュア無線用の周波数帯を挙げる。(なお、外国では135kHz帯、5MHz帯、220MHz帯など、日本ではアマチュア無線用には割り当てられていない周波数帯もいくつか存在する。)

なお、周波数帯によっては、一定以上の資格保有者にしか許可されないものがある。

■=運用には第3級アマチュア無線技士以上の資格が必要な周波数帯。

■=運用には第2級アマチュア無線技士以上の資格が必要な周波数帯。

周波数帯
(バンド=波長)利用可能な周波数
(指定周波数)特性など
1.8/1.9MHz帯
(160m)1810-1825kHz, 1907.5-1912.5kHz
(1910kHz)

中波帯に属するのでその特徴を持った伝搬をする。夜間には長距離の通信が可能である。信号強度の変動(フェージング)が大きい。

波長が約160メートルもあり、アマチュア無線の周波数帯では最も波長が長い。アマチュアバンドで先頭の周波数帯に位置するので「トップバンド」とも呼ばれる。

アンテナは長くなり、半波長ダイポールの場合、約80メートルもの長さのエレメントを必要とする。このため、コイル等を使用し短縮された小型アンテナが多く利用されている。野外に長いアンテナを設置して移動運用する局も多い。

電信のみの利用が許可される。

主に1810-1825kHzは日本国外との通信、1907.5-1912.5kHzは日本国内との通信に用いられる。

1810-1825kHzは日本では2000年4月から利用可能になった。

3.5MHz帯
(80m)3500-3575kHz,3599-3612kHz,3680-3687kHz
(3537.5kHz)

夜間に長距離の通信が可能。季節による変動は少ないので、7MHzの国内伝搬がスキップしやすい冬季には利用者が多い。季節によっては空電ノイズが多くなる。電離層(F層)での反射効率が7MHzよりもやや悪く、10W程度の空中線電力とダイポールアンテナでは1000km以上の交信はやや難しくなる。

SSBは日本国内のラグチュー(雑談)に多く利用され、夜間の利用者が多い。のんびりした雰囲気で長話が楽しめる。「サンハン」(サン=3、ハン=半=5)と呼ばれ親しまれている。

電信は、SSB同様に、日本国内局同士での和文電信が多く運用されている。

波長が80メートル程度あり、半波長ダイポールの場合、約40メートルもの長さのエレメントを必要とする。そのため、コイル等を利用し短縮されたアンテナも多く利用されている。

3599-3612kHz,3680-3687kHzは平成20年4月28日から利用可能になった。

3.8MHz帯
(75m)3702-3716kHz,3745-3777kHz, 3791-3805kHz
(3798kHz)

SSBによる日本国外との長距離通信「DX」専用に利用されている。

3.5MHz帯は周波数割り当ての関係で日本国外との交信が出来ないため、この周波数帯が割り当てられた。

平成20年4月28日付けの総務省告示第259号、第260号および第261号が告示され、周波数割当計画の一部の変更、昭和57年郵政省告示第280号(アマチュア局が動作することを許される周波数を定めた件)の一部の改正および平成15年総務省告示第508号(アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別を定める件)の一部の改正がおこなわれ、同日より施行された。

7MHz帯
(40m)7000-7100kHz
(7050kHz)

一日中、日本国内全域に安定した通信が可能で、HF帯で最も人気のあるバンドでもある。周波数幅が狭い(100kHz)上に利用者が多いため、常に混雑している状態である。

夜間は、日本国内の近距離が不感状態(スキップ状態)となり、国内の遠距離と、日本国外との長距離通信が可能となる。

欧文電信だけでなく、和文電信も多く運用されている。

第3地域(日本を含む)は7000-7100kHzだが、2003年7月の世界無線会議 (WRC-03) において、2009年から7100-7200kHzが追加されることが決定された。第2地域(南北アメリカ)では7200kHzまでが開放されており、しかも7150kHz以上が電話バンドであるため、直接交信が不可能な第3地域の帯域を整合させた(第3地域から他の地域と交信するには、スプリット運用しか方法がない)。

OTHレーダーからと思われる妨害波(ウッドペッカー・ノイズ)の影響を受けることがある。

日本各地の「道の駅」で ⇒移動運用する局が多い。

10MHz帯
(30m)10100-10150kHz
(10125kHz)

日本国内外に安定した通信が可能である。

日本では電信のみの運用が許可される。(SSBが許可されている国も多く存在する。)

WARCバンド*のひとつ。1982年4月から利用可能になった。

業務用通信と兼用されている。(標準電波局が多い)

コンテストの対象外。

14MHz帯
(20m)14000-14350kHz
(14175kHz)

DXのメインストリートと呼ばれ、アマチュアバンドの中で最も遠距離通信に適した周波数帯と言われている。

日本国内、国外共に非常に安定した通信が可能。ただし、太陽活動極小期は国内交信も困難になり、夏場のEスポ発生時期等にだけ国内伝播が開ける。一方、太陽活動極大期は、国内全域(同一県内及び北海道から沖縄まで)と、さらには海外全域に、安定した伝播が可能となる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki