アポロ13号

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Apollo 13ミッションバッジ

(EX LUNA, SCIENTIA 月からの知識)
Mission statistics
ミッション名:Apollo 13
コールサイン:司令船: Odyssey
月着陸船: Aquarius
乗員:3名
打上げ:1970年4月11日
19:13:00 UTC
フロリダ州ケネディ宇宙センター
39A発射台
月航過:
(近月点)1970年4月15日
00:21:00 UTC
月より 254.3 km
地球より 400,171 km
着水:1970年4月17日
18:07:41 UTC
21° 38' 24" S - 165° 21' 42" W
飛行時間:5日と22時間54分41秒
重量:司令船 28,945 kg;
着陸船 15,235 kg
乗員画像

アポロ13号の乗員たち
(左から右へ: ラヴェル、スワイガート、ヘイズ)
Apollo 13 乗員

アポロ13号(アポロじゅうさんごう)は、月着陸船アクエリアス・司令船オデッセイからなる宇宙船アメリカ合衆国アポロ計画第11番目のミッションである。1970年4月11日19:13:00 UTC (アメリカ中央標準時間 13:13:00)に打ち上げられた。

月面着陸を目的に打ち上げられたが、に向かう途中で液化酸素タンクの爆発事故が発生した。月面着陸を中止し、月の周回軌道を利用して、打上げから5日23時間後に地球に帰還した。

この出来事は『アポロ13』の題名でロン・ハワード監督、トム・ハンクス主演で映画化もされた。
目次

1 事故の概要

1.1 爆発の原因


2 評価

3 主要な関係者

4 エピソード

5 参考文献

6 外部リンク

//


事故の概要

アポロ13号は1970年4月11日19:13:00 UTC にケネディ宇宙センターから打ち上げられた。月に向かう途中、地球から321,860kmの地点で4月14日03:07:53 UTC に司令船の液化酸素タンクNo.2の爆発事故が発生した。

宇宙船に搭載する酸素は、乗員の呼吸に必要なだけでなく、燃料電池に用いられるエネルギー源(コンピュータ、暖房などの電源)であり、その結果として水も生み出す重要物資である。酸素の喪失は、ミッションの継続を不可能とさせたばかりか、乗員の生命を危機にさらす結果となった。

このため、司令船とは独立した電源などを持つ月着陸船を「救命ボート」代わりに利用したほか、極力電力を節約するため船内気温を生命の維持に必要な最低レベルにまで落とすなど、飛行士たちの奮闘と地上管制官たちの支援によって“奇跡の生還”を果たした。

噴射には危険が伴うため、月の引力を利用してスイングバイによるターンを行った。このとき、地球から最大40万171km離れ、月には254.3kmまで接近した。

大気圏突入時には通信が不可能となるが、通常よりも通信途絶時間が長かった。これは、大気圏突入角度が浅かったためと指摘されている。

4月17日18:07:41 UTC に南太平洋上、西経165度22分・南緯21度38分の地点に着水している。飛行士達はヘリ搭載型強襲揚陸艦イオー・ジマ(LPH-2 USS Iwo Jima ( ⇒en))搭載のヘリコプターにより回収された。破損したモジュール


爆発の原因

詳細については下記サイトを参照。

JST失敗知識データベース>失敗事例>アポロ13号 (独立行政法人科学技術振興機構


評価

この事故は後に“輝かしい失敗”と呼ばれるようになった。

立花隆は「米国の科学技術の底力は、11号の月面到達よりも、13号の事故に対する対処の仕方によって証明された」としている。

月着陸はこのとき3回目で、視聴者の関心も低くなり、全米3大ネットワーク局も実況中継を行わなかったところもあったが、事故が起きて再び全世界の注目を浴びるという皮肉な結果となった。

NASAのスタッフの多くは「給料に見合う仕事をしたのは、11号を月面着陸させたことより、13号を地球へ帰還させたことだ」と語っている。


主要な関係者

乗員

ジム・ラヴェル(船長)

ジャック・スワイガート(司令船パイロット)

フレッド・ヘイズ(着陸船パイロット)


地上管制官

ジーン・クランツ(主席管制官)


地上バックアップ

ケン・マッティングリー(本来の司令船パイロット)

アポロ11号(月面に人類が到達した初めてのミッション)の際、ジム・ラヴェル船長とフレッド・ヘイズは予備乗員、ジャック・スワイガートはバックアップ要員であった。

本来、ケン・マッティングリーは主チーム司令船パイロットとして搭乗する予定であったが、事前の診断により風疹のおそれありとして、予備乗員のスワイガートと交替した。事故後には、マッティングリーは電力担当と共に、シミュレータを利用して電力節約シークエンスを検討するなど、地上から乗員をバックアップした。その後、マッティングリーはアポロ16号で司令船パイロットを務めた。


エピソード

当初、クルー本人たちは"13"という数字を笑い飛ばしていた。ケン・マッティングリーは「13日の金曜日に打ち上げて欲しいものです。こっちは黒猫のワッペンかなんかをつけてね」などと新聞記者に語っていたが…

打ち上げはヒューストンの現地時刻で13時13分。

事故発生が4月13日。

これには地球に帰還したジム・ラヴェル船長も記者会見の冒頭で『最初に申し上げておきますが、私は迷信を信じる男ではありません』と語ったという。13号13時13分という数字は、アメリカの科学技術が迷信を打ち破るという証明のためにあえて選ばれたが、それで事故を引き起こしてしまい、これ以来NASAのロケットに13という数字は使われていない。

『素晴らしい打ち上げと見事な着水でしたね。しかし,その間の事についてはもう考えたくありませんな』(J.L.スワイガード、ジャック・スワイガードの父)



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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki