アポロ計画
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アポロ司令・機械船 (CSM)

概要
用途:地球・月軌道の周回
乗員:3名; 船長(CDR), 司令船(CM)パイロット, 月着陸船(LM)パイロット
寸法
全高:36.2 ft11.03 m
直径:12.8 ft3.9 m
容積:218 ft36.17 m3
重量
司令船:12,807 lb5,809 kg
機械船:54,064 lb24,523 kg
計:66,871 lb30,332 kg
ロケットエンジン
CM RCS (N2O4/UDMH) x 12:92 lbf ea412 N
SM RCS (N2O4/UDMH) x 16:100 lbf ea441 N
機械船推進系
(N2O4)
性能
航続時間:14 days200 orbits
遠地点:240,000 miles386,242 km
近地点:100 miles160 km
ΔV:9,200 ft/s2,804 m/s
アポロ司令・機械船 概念図

アポロ司令・機械船 概念図 (NASA)
製造:ノースアメリカン

アポロ計画(あぽろけいかく)とは、面探査を目的としたアメリカ合衆国の有人宇宙飛行プロジェクトである。宇宙開発に関してソビエト連邦に出遅れていたアメリカ合衆国が、マーキュリー計画ジェミニ計画に次いで国家の威信をかけて取り組んだ。1969年7月20日アポロ11号が月の「静かの海」に着陸した。

アポロ計画を通して得られた技術的成果、月面探査による科学的知見、そして人類が初めて地球外の天体に到達したことの意義が大きく評価される一方、莫大な費用を要したために批判は少なくなかった。
目次

1 背景

2 月到達プランの選択

3 計画全容

3.1 飛行実績

3.2 2号および3号

3.3 ミッション一覧


4 アポロ応用計画

5 計画の最後

6 アポロ計画の背景

7 その他

8 アポロ計画陰謀論(捏造説・隠蔽説)

9 関連項目

10 参考図書

11 外部リンク

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背景

アポロ計画は元々、アイゼンハワー政権の末期にマーキュリー計画の後継として、より高度な有人地球軌道ミッションとして発案された。実際にはアポロ計画はジェミニ計画に続く3番目の有人ミッションとなった。ところが1961年5月25日に行なわれたアメリカ連邦議会特別両院合同会議の席上、ケネディ大統領の以下の声明によって、アポロ計画の目標は「1960年代中の月着陸」という挑戦的なものに劇的に再設定された。"...I believe that this nation should commit itself to achieving the goal, before this decade is out, of landing a man on the Moon and returning him safely to the Earth. No single space project in this period will be more impressive to mankind, or more important in the long-range exploration of space; and none will be so difficult or expensive to accomplish..."(邦訳)「…私は、今後10年以内に人間を月に着陸させ、安全に地球に帰還させるという目標の達成に我が国の国民が取り組むべきであると考えている。この時代の宇宙長距離探査の分野で、人類にとってこれ以上に素晴らしく、これ以上に重要な宇宙計画はないだろう。またこれ以上に遂行が困難で費用のかかる計画もないだろう…」

その後ケネディは、アメリカ人を月に到達させるというアポロ計画のために220億ドル以上という巨額の予算を承認してくれるように議会に依頼し、この計画の推進によって大きな利益を得ることになる大手軍事産業のロビー活動の後押しもあり、これを無事に通過させることに成功した。

なお、アポロ計画をはじめとする宇宙開発競争は、宇宙空間における探検や冒険、研究といった側面ではなく、冷戦下においてソ連との間で宇宙空間の軍事的覇権を争うという側面が強く、アポロ計画をはじめとする宇宙開発競争が同じくケネディによって当時推進されていたベトナムへの軍事介入の拡大と併せて進んだ結果、マクドネル・ダグラスノースロップロッキードなどの大手軍事産業は大いに潤う結果となった。


月到達プランの選択

目標が月に決定すると、NASAのアポロ計画・ミッション立案者は、人命に対するリスクや費用、必要な技術や宇宙飛行士の技量を最小にして、ケネディが述べた目標を達成できる飛行計画を設計するという課題に挑戦することとなった。

検討の結果、以下の3通りの可能な案が考えられた。
直接到達 
このプランでは宇宙船を直接月へ運ぶ。宇宙船全体を月面に着陸・帰還させる。これを実行するには、当時存在していたどのロケットよりも強力な新型ロケットが必要であった。
地球軌道ランデブー 
このプランは地球軌道ランデブー (Earth orbit rendezvous, EOR) と呼ばれた。2機のサターンV型ロケットを打ち上げ、片方は宇宙船を、もう片方が燃料を地球軌道上に運ぶというものである。宇宙船は地球軌道上でドッキングを行い、月までの往復に必要な燃料を得る。この場合にも宇宙船全体が月面に着陸する。当初、ヴェルナー・フォン・ブラウンが提案していた方式。
月軌道ランデブー 
この案では月軌道ランデブー (Lunar Orbit Rendezvous, LOR) の技術を用いる。ジョン・ホーボルト(John Houbolt)らによって考案され、この案が実際に採用された。宇宙船は司令・機械船 (Command/Service Module, CSM) と月着陸船 (Lunar Module, LM) と呼ばれるモジュールからなっている。機械船には乗員3名の月までの往復5日間の生命維持に必要なシステムが搭載され、司令船には地球大気への再突入の際の耐熱シールドが設けられている。月着陸船は月軌道上で司令・機械船と分離して2名の飛行士を月面に降下させ、その後再び司令・機械船に帰還させる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen