この項目では情報工学上の理論について説明しています。
生化学におけるアナログについてはアナログ耐性をご覧ください。
麻雀用語のアナログについてはアナログ (麻雀)をご覧ください。
米国のSF雑誌『アナログ』についてはアスタウンディングをご覧ください。
フジテレビの深夜番組についてはアナ☆ログをご覧ください。
岩手めんこいテレビの情報番組についてはあなろぐ an@logをご覧ください。
アナログ(英:analog)はデジタルに対応する言葉で、連続した量(たとえば時間)を他の連続した量(たとえば角度)で表示すること。「アナログ」とは類似・相似を意味する。デジタルが、連続量をとびとびな値(離散的な数値)として表現(標本化・量子化)することと対比される。
量をアナログに扱うことの長所として以下のようなものがある。
扱うための機器の精度を上げることで誤差を小さくできる。対して、デジタル方式では量子化の規格が精度の限界であり、これより誤差を小さくすることはできない。
視認して直感的に量を把握しやすい。
対して短所は次の点である。
計測するたびに誤差そのものの値が違ったり、伝達するたびに誤差が累積する
外部からの擾乱(雑音など)の影響を受けやすい。
記録・伝送・変換(特にA/D=アナログ⇔デジタル変換)などの過程で、各機能のもつ非直線性の影響を受けやすい。
デジタルコンピュータには扱いにくい。
精度を上げることができても、それが容易あるいは経済的に引き合うとは限らない。
これらの特徴が、精度に関して如実に表れるのがオーディオ機器である。コンパクトディスク(CD)の登場以降、安価で高音質なデジタル方式の機器が普及したが、標本化周波数および量子化の精度が不足であるとして、より良好な音質を求める人々のためのアナログ機器(レコードなど)の需要はなくなっていない。このため、デジタル機器側でもスーパーオーディオCD、DVD-Audioなど精度を上げた規格を登場させており、オーディオファンなどから高く評価されているが、一般のコンシューマー向けにはそれほど普及していない。
視認性に関しては、時計の表示方法からよくわかる。常に何時何分か読み上げることのできるデジタル時計と、時間経過を直感的に読み取ることのできるアナログ時計は、それぞれの長所のため共存している。ただし同じアナログ時計も、針の角度で時刻を認識すればアナログと解釈でき、針が指している目盛りが表す数字で時刻を認識すればデジタルと解釈できる。
二値的なものをデジタルとし、これに対して多値的なものがアナログとみなされる場合もある。
例えば比喩的に、物事を割り切らず、曖昧さを残しつつ理解する人のことを「アナログ人間」と呼ぶことがある。
ゲーム機において、コントローラからの入力(レバーを倒した角度など)を多値で処理できる場合は「アナログ入力に対応」しているとされる。
また、アナログの「類似・相似」という本来の意味から、あるホルモンと同等の働きをする物質や、ある医薬品と類似した医薬品のこともアナログと呼ぶことがある。→アゴニスト参照
新しい物=デジタルというイメージとの対比として古い物=アナログという表現がされることがあるが、これは誤用である。正しくは「アナクロ(anachronismより)」。
コンピュータゲームをデジタルのゲームと見なし、コンピュータなどの電子機器を使わずに遊ぶウォー・シミュレーションゲームやテーブルトークRPG、トレーディングカードゲームなどを「アナログゲーム」と総称するが、これも誤用に近い用法が定着した一例である。
関連項目
通信
信号処理、アナログ信号処理
符号化
情報理論
音
音声
アナログコンピュータ
カテゴリ: 情報技術 | 信号処理
更新日時:2008年7月28日(月)03:41
取得日時:2008/08/14 23:47