アナテマ(αν?θεμα, anathema)は「聖絶」「奉納」「滅ぼす」「捧げる」「殺す」「呪われる」「呪われたものとなる」などと訳されるギリシア語の言葉。聖書で、ヘブライ語「ヘーレム herem」の訳としてよく使われた。アナフェマとも。
元来は、「神への奉納物としての『異民族の殲滅』」も意味していたこの語が、紀元前後のパレスチナにおいては「強い呪い」を意味する語に変質した。パウロ書簡のなかにも「私たちが伝えたのと異なる福音を伝えるものは呪われよ(=アナテマたるべし)」(ガラテア1:8)とする用法がある。こうした異質なものへの「呪い」の意を承けて、カトリック教会では、アナテマは「破門」を意味する語として用いられるようになった。
ニカイア信条など、キリスト教の信仰箇条には、異端の説を信奉するものに対するアナテマが付加されるものがある。 カテゴリ: 聖書 | キリスト教の歴史 | ユダヤ教
更新日時:2008年9月14日(日)14:44
取得日時:2008/10/05 01:14