アドレナリン
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この項目ではホルモンについて説明しています。


山崎まさよしの楽曲についてはアドレナリン (山崎まさよし)をご覧ください。

2006年製作のアメリカ映画についてはアドレナリン (映画)をご覧ください。


アドレナリン
IUPAC命名法による物質名
(R)-4-(1-hydroxy-
2-(methylamino)ethyl)benzene-1,2-diol
識別
CAS登録番号51-43-4
ATCコードA01 ⇒AD01 B02 ⇒BC09

C01 ⇒CA24 R01 ⇒AA14 R03 ⇒AA01 S01 ⇒EA01
PubChem ⇒838
DrugBank ⇒APRD00450
化学的データ
化学式C9H13NO
分子量183.204 g/mol
薬物動態的データ
生物学的利用能Nil (oral)
代謝シナプス
半減期2分
排泄n/a
治療上の注意事項
胎児危険度分類

A(AU) C(US)
法的規制

S4(AU) POM(UK) ?-only(US)
投与方法点滴静脈注射気管内チューブ

アドレナリン (adrenaline) (英名:アドレナリン、米名:エピネフリン、IUPAC組織名:4-[1-ヒドロキシ-2-(メチルアミノ)エチル]ベンゼン-1,2-ジオール)とは、副腎髄質より分泌されるホルモンであり、また、神経節や脳神経系における神経伝達物質でもある。分子式はC9H13NO3。

ストレス反応の中心的役割を果たし、血中に放出されると心拍数血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがある。
目次

1 アドレナリンの構造と生合成

2 アドレナリンの発見

3 エピネフリンという名称

4 アドレナリンの作用

5 治療薬

6 アドレナリンと疾患

7 関連項目

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アドレナリンの構造と生合成

アドレナリンはカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリンおよびドパミン)の一つである。L-チロシンからL-ドーパを経て順にドパミン、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)、アドレナリン(エピネフリン)と生合成される


アドレナリンの発見

アドレナリンは1900年高峰譲吉と助手の上中啓三がウシの副腎から世界で初めて結晶化した。しかし、副腎から放出されている物質の抽出研究は同時期に世界中で行われており、ドイツのフェルトはブタから分離した物質に「スプラレニン (suprarenin)」、アメリカの研究者エイベルはヒツジの副腎から分離した物質に「エピネフリン (epinephrine)」と名付けた。アドレナリンは英語、スプラレニンはラテン語、エピネフリンはギリシア語でそれぞれ副腎を意味する語に由来する。

エピネフリンはアドレナリンとは分子式の異なる物質であったが、高峰の死後に、エイベルは高峰の研究は自分の盗作であると主張した。これはアドレナリン発表寸前に高峰がエイベルの研究室を訪問した事実を盾に取った主張であった。それまでの実績が主として発酵学の分野で、こうした分野での実績に乏しい高峰が、研究に大きな役割を果たした上中の功績を強調せず、自己の業績として発表したことも、本当に高峰らの業績だったのかを疑わせる一因であったと指摘する考えもある。しかし、後年、上中の残した実験ノートより反証が示されており、またエイベルの方式では抽出できないことも判明して、高峰と上中のチームが最初のアドレナリンの発見者であったことは確定している。なお、上中が残した実験ノートは兵庫県西宮市の名刹・教行寺に保管されている。


エピネフリンという名称

現在ではアドレナリンもエピネフリンも同じ物質の事を指しているが、ヨーロッパでは高峰らのプライオリティーを認めて「アドレナリン」の名称が使われているのに対して、アメリカではエイベルの主張を受けて、副腎髄質ホルモンを「エピネフリン」と呼んでいる。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki